イーロン・マスクのように考える|危機的な状況をチャンスにする

マスクのことを書きます

マスク不足が深刻になっていますが、健康な人より感染した人、医療従事者、福祉関係者を優先にしたほうがいいですよね。
健康な人たちは、色々工夫してなんとかしましょう。

というわけで今日のブログは、マスクの話題です。
マスクと言っても、転売ヤーが暗躍したり、県議が転売して儲けたりして足りなくなっているマスクではありません。

イーロン・マスクのことです。

イーロン・マスク

アメリカの電気自動車メーカー「テスラ」。
人類を火星に移住させるために作った、宇宙開発の会社「スペースエックス」。
大都市の地下にトンネルを作り、渋滞を緩和するための事業をやっている「ボウリング」。
時速1000キロで移動できる列車を考えている会社。
人工知能に対抗するために人間の脳にチップを埋め込む会社。

などなどの会社を経営している経営者です。
実現が不可能な構想、と批判する人がいるけれど、確実にその事業は成果を上げながら進んでいます。

イーロン・マスクは5年くらい前から注目している人です。
その間にも、マスクの会社も危機があったり、業績がまずくなったりしたこともあります。
そんな時でも、常識にはとらわれない大胆な発想と行動力で、ピンチを乗り越えてきました。

<マスクの基本情報はこれが面白い>

【イーロン・マスクの名言7選】<フォーブス日本版>

もちろんボクたちは、マスクのような大きな会社をやっているわけじゃありませんが、真似をすることはできません。
でもね、彼のやっていることの構造や思考は、とてもヒントになると思うのです。
イーロン・マスクのように考える。
危機的な状況も、考えようによってはチャンスになるというヒントです。

時価総額の世界1位の自動車メーカーは?

自動車業界で世界一の時価総額の会社は、日本のTOYOTAです。
第2位はここのところフォルクスワーゲンでした。
ところが、電気自動車メーカー「テスラ」の時価総額が2020年1月に$1,000億(11兆円)を超えて、フォルクスワーゲンを超え、自動車業界では世界2位になりました。
テスラが創立してからわずか16年です。
他の自動車メーカーの歴史が80〜100年なのを考えると、驚異的な成長スピードです。
どうしてそんな成長が可能になったのか。
それはイーロン・マスクの常識に囚われない思考が元にある。

ディーラーを持たない

テスラは、他の自動車メーカーとは違い、創業当時から販売店、ディーラーを持っていませんでした。
大手自動車メーカーは代理店や販売会社を通じての販売で車を売っています。
TOYOTAの車を買う時には、TOYOTAから直接買いませんよね。
様々な別会社の販売店があります。
TOYOTAのハイブランドの車の販売店なんかは、豪華な内装でホテル並のもてなしをするスタッフがたくさんいます。
高級輸入車、たとえばBMWの販売店もメーカーとは別会社で、BMWユーザーだったら全国どこの店でも、もてなしをされます。
そこにはもちろん、コストがかかっているわけです。
営業経費、リアル店舗の家賃や光熱費、そして多くの社員の人件費などなど。
その経費は誰が支払うのか。
もちろん、自動車を買った消費者です。

テスラはそれを一切なくしたわけです。
当然、自動車に乗っかってくるコストが変わります。
これは自動車業界では、常識外れの売り方なわけです。
「自動車を売るためには、必ず販売店が必要」そういう業界の常識に縛られていないということ。
テスラはメーカーから直に消費者に販売する、DtoC(ダイレクト・トゥ・コンシューマー)の会社というわけです。
販売店はありませんが、リアルのショールームはありました。
日本にもテスラのショールームがある。
それも今は減らしていこうとしているです。

EVの全販売オンライン化

テスラの車を買うためには、スマホがあればすぐに買える。
これが、テスラが実現しようとしていることです。
すごくないですか。
実際にスマホで注文が可能になっています。
高額な車(1000〜2000万円)から、一般的な車(500〜700万円)まで、スマホで注文できるようになっています。
テスラのウェブサイトで「今すぐ注文」というところをクリックしてみると、マジで買えるようになる。

自分の経済状況や充電ステーションの場所も考えず、思わず買いそうになった。(笑)
都内の中心部の住んでいる人は大丈夫ですけど、東京と言っても西のはずれに住んでいるボクは、まだちょっと不便かな。
でもすごいことですよね。

TOYOTAの宣伝広告費はどれくらいか知ってます?

通常大手の自動車メーカーの宣伝広告費は、膨大です。
たとえばTOYOTAの年間宣伝広告費は、4500〜5000億円と言われています。
テスラはどれくらい使っているか?
驚くことに、2019年の年末の四半期は、広告宣伝費を1円も使っていないそうです。
ご存知の通り、宣伝広告費を支払っているのは、車を買った消費者です。
これも車の価格に上乗せされているわけです。

テスラはどうして、宣伝広告費をあまり使わないで時価総額2位になれたのか。
それはずばり!「SNS活用」です。
テスラは無料媒体を活用して認知度を上げているということです。
テスラのSNS公式アカウントのフォロワー数は概算で、Twitter500万人、Instagram750万人、Youtube130万人。

さらにCEOイーロン・マスク自身のTwitterフォロワー数は3,231万人です(2020年3月17日現在)。
世界レベルのミュージシャンなどの有名人と同じ発信力を持っています。
さらに彼の事業はテスラだけじゃない。
SpaceXとのコラボしたマーケティングをしたり、たくさんの発信するネタがあるのです。
トップ自身の存在が広告塔になっているのです。

イーロン・マスクの発信がきっかけで、マスメディアにもたくさん取り上げられています。
取材ですから、当然広告費がゼロです。

SNS活用の結果、極端に少ない宣伝広告費でも、認知が高まり、販売につながっている。

たとえば昨年の11月に新型電動トラック「サイバートラック」を発表しました。
このトラックの先行予約が2月の時点で53万台を超えました。
ネットでの予約のみです。

サイバートラック

イーロン・マスクのように考える

業界の常識を否定してみる。
店は必要ないと考えてみる。
営業マンは必要ないと考えてみる。
企業のトップ自らがSNSを日々発信する。
広告宣伝費はSNSやネットだけにしてみる。

今、新型コロナウイルスの影響で、業績が悪くなっている会社や自粛している会社は、今を新しいビジネスモデルを構築するチャンスかもしれません。
嘆いているのではなく、業界の常識を否定して、思い切ったことが必要なのかもしれません。

イーロン・マスクは他にもかなり面白い視点を持っている人なので、また書きたいなと思っています。

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藤村 正宏
北海道釧路生まれ。明治大学卒。著書「モノを売るな!体験を売れ!」で提唱したエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)の創始者。経営者、ビジネスリーダー向けに「エクスマ塾」を実施、塾生はすでに1000名を超えている。著書は、海外にも翻訳され30冊以上出版。座右の銘「遊ばざるもの、働くべからず」
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