役立つ情報だけだと不十分。好きになってもらおう。

スキルやノウハウをただ発信してもあまり意味がない

先日、ボクの塾生さん、勝村大輔氏の講演を聞く機会がありました。
その中で、とっても響いた言葉があります。
それは、
「役立つ人」より「好きな人」へ

ボクは、お客さまとの関係性を作り出すことが大事だと言っています。
関係性を作り出すには、たくさん方法があります。
ニュースレターやお手紙、実際に会いにいくなんていうのも、関係性を作る方法です。

その中でも、日常的にゆるやかな関係性を作り出すためには、SNSやブログなど、ソーシャルメディアを使うことは、とってもいい方法です。
その関係性を作り出すためには「役立つ情報」が大事だっていうこと。
ここまでは、よく聞くことですよね。
コンテンツマーケティングとかの本にも書いてあります。

でもね、ただ単純に「役立つ情報」だけだと、不十分だということ。
だって、それはあなたじゃなくても、誰かがやっているから。
スキルやノウハウは、ある程度似てしまうものです。
ただ単純にスキル的なことやノウハウ的なことを発信していても、個性がなくなってしまう。
個性がわからなくて、ただ発信していても、その他大勢と変わらないのです。

ただの役立つ情報は、必要のある時しか見てもらえません。
その他大勢との競争になってしまう。
でも、好きな人が発信する情報だったら、毎日何を発信していても、見てもらえる。
独自性が出てくるということです。
なるほど、納得しました。

【勝村大輔氏のブログはココから見てね】

勝っちゃんの講演に飛び入り スライドの文字に注目

勝っちゃんの講演に飛び入り
スライドの文字に注目

広告収入を狙うのではなく関係性の構築を目的にする

バイラルメディアが流行のようになっています。
バイラルメディアっていうのはネット上のニュース配信サイト。
バイラルというのは「ウィルス性」のという意味。
SNSのソーシャルメディアを通して共有され感染させることを狙っている、クチコミメディアです。

ネットビジネスの新しい形ということで、注目を集め、みんなやりだした。
たしかに成功しているバイラルメディアもありますが、一方で問題も起きている。
記事の無断転載や無断盗用をするバイラルメディアも多く、その信頼性に疑問符がついているのも、事実。
さらに「続きはこちらへ」などと、自社のwebサイトに誘導して、モノを買わせたり契約させるようなものや、個人情報を獲得するのが目的のサイトなんかもある。
いいサイトもあるのに、そういうあまり質の良くないメディアが目立つから、バイラルメディアそのものが、怪しいイメージになっているのは残念。

バイラルメディアに限らず、多くのネットメディアは収益性が低い。
広告費だけじゃやっていけないという問題がある。
自分でネタを見つけてきて、取材して、発信するというコストと手間をかけることができないから、他のサイトの記事に頼らなければならない。
そんなことをやっていると、真面目に取材をして、コストをかけてコンテンツを作る人がいなくなる。
そう思うんですよね。

ネットメディアビジネスの収益の上げ方を改革しなきゃならないんだと思う。
ビジネスモデルのイノベーションです。
広告費で売上を上げるビジネスモデルではなく、関係性を構築して、コミュニティを作っていくビジネスモデルです。

企業をメディア化するコンテンツマーケティング

関係性を構築して、コミュニティを作るビジネスモデルは、ちょっと前に流行った「コンテンツマーケティング」という概念に近いと思う。
見込み客になりそうな生活者に役立つ情報を発信して共感してもらい、そして商品やサービスを買ってもらう。
カンタンに言ってしまうと、それがコンテンツマーケティングです。
スマホやSNSが普及するとともに、急激に企業が参入しました。
でも。
なかなかうまくいっていないのも、事実。

そもそもコンテンツマーケティングが流行っているから、ウチもやろう的な考え方をしていると、失敗する。
だって、そうなると競争になってしまうから。
ブログを立ち上げて、どこか成功しているサイトを目標にしているうちは、成功なんてできません。
だって、そんなのあなたがやらなくても、もう誰かがやっているんだから。
個性がないってことです。
役立つ情報とか、ノウハウとか、スキルとか、その類のコンテンツだけを発信していては成功するのは難しいってことです。
だって、役立つ情報やスキルやノウハウは、あなたじゃなくても、みんな発信しているのです。
個性がないってことです。

個性がないってことは、競争に巻き込まれる。
競争はエネルギーを浪費する割に、得るところが少ない。
会社が疲弊してしまう。
だから成功しないのです。

もっと個性的な発信をしよう

あなたの会社から聞きたいこと、あなたから聞きたいこと、それはなんでしょう?
そういうことを考えることが大事なんです。

たとえば、あなたの会社がweb制作会社だとしたら、「SEO対策に有効なブログタイトルの作り方」や「Facebookの新しい機能やノウハウ」などの情報も必要かもしれません。
でも、それだけだったら、他の会社も発信しているわけです。
だって、ノウハウやスキルだから。
それをいかに個性をもって伝えるのかが、とっても大事なんです。

「ブログタイトルに困ったらコレ!読んでもらえるタイトル5つの方法」という記事があったとします。

ブログのタイトルはとっても重要です。
ターゲットとなる見込み客に読んでもらえるためには、しっかりと考えなければなりません。
タイトルを見ただけ読みたくなる。
そういう記事タイトルを考えるために5つの方法があります。
1:~
2:~
3:~

という記事だったら、あまり個性的ではないということ。
販促でいえば、商品のスペックを並べているだけのようなもの。
それだったら、ある意味あなたから聞かなくてもいいって話です。
そこで個性的にする方法としては、独自の物語を付加するという方法があります。
たとえばこんな感じ。

Webデザインのエクスマラボ、サイトウです。
先日飲食店を経営している、お客さまと話していました。
お客さまから「ブログのタイトルって大切なんだとは思うんだけど、どういうふうに考えればいいのかわからないんだけど」って質問されました。
そこでボクも改めてどういうタイトルがいいのかを、改めて考えてみました。
ボクの場合、RSSの登録でブログを読んでいることが多い。
さまざまなブログのタイトルだけが、ずら~っと並ぶんです。
その中から読みたいのを読むわけですが、どうして読みたくなるのかと考えてみました。
それはやっぱりタイトルです。
無意識ですが、タイトルで読むか読まないかを決めている。
そこで、たくさんのブログを読んで気づいた、読みたくなるブログタイトルの5つのパターンを紹介しますね。

同じ内容でも、そこに自分の物語を付加することで、オリジナリティが出てくるのです。
個性的になるということ。
そして等身大の発信者が見えることで「共感」しやすくなる。

コンテンツマーケティングも、ただ単に役立つ情報を発信しているだけでは、十分ではありません。
共感をもってもらい、関係性を構築していくことが大事なのです。

バスにご乗車のみなさん メモのご用意を!

バスにご乗車のみなさん
メモのご用意を!

勝村君の店の販促は、本当にお客さまとの関係性を構築する視点で作っている。
店頭にあるこのPOPなんかは、店の前に停まるバスの乗客向けのPOP。
このPOPから新規客が月に2~3名は来る。

勝村大輔氏の講演をTwitterで実況中継した時のツイート。

「役立つ人」より「好きな人」へ
役立つ情報を発信していても、みんなやっているしね。
アッシー君もメッシ―君も、役立つ人だけど、利用される。
でも、好きな人だとちがうよね。

単に役立つ人になるのではなく、好きになってもらうこと。

好きになってもらうためには、相手のことが好きじゃなきゃね。
まずあなたの方から、お客さまを好きになる。
そこからスタートです。
相思相愛の関係になることを目指しましょう。
そのために、あなた自身の個性を出さなければならないのです。

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藤村 正宏
北海道釧路生まれ。明治大学卒。著書「モノを売るな!体験を売れ!」で提唱したエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)の創始者。経営者、ビジネスリーダー向けに「エクスマ塾」を実施、塾生はすでに1000名を超えている。著書は、海外にも翻訳され30冊以上出版。座右の銘「遊ばざるもの、働くべからず」

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