他とちがうところがないと選ばれない
先週のセミナー後の懇親会で思っていたことです。
エクスマ関係のセミナーは、多くの場合、セミナー後の懇親会があります。
その場で参加者さんとコミュニケーションしたり、あるいは参加者さん同士が仲良くなる。
ボクやゲスト講師と距離が近づくし、セミナーでは話せなかった深い話もできるし、質疑応答もあったりする。
これがすごく楽しいし、エクスマセミナーの価値にもなっているのです。
ある意味「個性」になっているってこと。
個性がないと選ばれない時代です。
そして、その個性をお客さまに伝えないと価格競争に巻き込まれます。
「他とちがうこと」が「価値」です。
シンプルでしょ。
お客さまの満たされていない欲求を満たしてあげること。
他では提供できないことを提供してあげること。
あなたにとって、これは何か?
それを探すことが、まず一番に必要なことです。
でもね・・・
現代の消費者は、ほとんど、満たされてしまっている。
だから、タイヘンなんですね。
「ニーズは満たされている」
前提として、そう考えること。
「物欲がない」のではなく情報が多すぎる
物欲がなくなっている。
欲しいものがない。
そう言われていますが、物欲がなくなったわけじゃないと思うのです。
たとえ欲しいモノが見つかっても、買うという最終的な行為まで辿り着かないということ。
FacebookやTwitterなどのSNSや、ウェブのニュースなどを見ていると、時々欲しくなるモノがある。
行きたくなるレストランとか、行きたくなる施設とかがある。
その時すぐに、アクションしなければ(カートに入れるとか、Amazonの欲しい物リストに入れるとか、Twitterでいいねをするとか、Evernoteに記録するとかね)すぐに次の情報がやってきて、欲しかったモノも、忘れてしまう。
次の欲しいモノが現れたりするのです。
でも、次の欲しいモノも、またさらに次の欲しいモノに変わる、結局何も買わないという結果になる。
情報が多くなればなるほど、消費しないというおかしなコトが起きているのです。
5000年分の情報量が1日で流通している時代ですから。
現代社会はSNSを中心に気が遠くなるくらいの情報量が流通しています。
そんな中、あなたの商品の情報を見られるのは、本当に奇跡に近いわけです。
コミュニティを構築
そういう環境ですから、コミュニティがとっても有効になってきます。
日頃から、共感されるような発信をして、コミュニケーションをする。
関係性をつくりだし、ゆるやかなコミュニティを構築していく。
人々のほうから、あなたの情報を見たいと思ってもらう。
あなたのライバルよりも、たくさんの人たちと仲良くなること。
そうしたら、いつもあなたのことを忘れないし、気にしてくれている。
最初にあなたのことを見てくれるし、つながっているから、あなたから買うのです。
どこで買うかではなく、誰から買うか、そういう時代になった。
先週のセミナー後の懇親会で思っていたのは、概ねそんなことでした。
藤村 正宏
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