印象派はいつ生まれたのか?

ナショナルジオグラッフィックの記事

ITテクノロジーや科学が発達することで、今まで謎だったことが解明されることがあります。
DNA鑑定が進歩することで、冤罪ということが判明して、無罪になった人もいます。
ビッグデーターを使うことで、病気の流行や、交通状況の予想、売れる曲や小説、天気予報、などなどかなり正確に予想できるようになりました。
ITとナノテクノロジーの進化のおかげで、医療技術もかなり進んでいます。
そろそろ世界最大の謎、宇宙の成り立ちももうすぐ解明できるんじゃないかな。
本気でそう思っています。

クロード・モネ「印象・日の出」

クロード・モネ「印象・日の出」

先日定期購読している「ナショナルジオグラフィック」の4月号のコラムで面白い記事が出ていました。
片隅に掲載された、印象派の画家、モネの作品についてです。
印象派というのは19世紀後半からフランスを中心に起こった、芸術運動のことです。
モネ、セザンヌ、ドガ、ルノワールなどなど、有名な画家がたくさんいますよね。

その印象派が誕生したのは、クロード・モネが「印象・日の出」という作品を発表したことがきっかけでした。
その作品は有名ですから、あなたも一度や二度はみたことがあると思います。

「ナショナルジオグラフィック」では、モネがその絵を描いた時間を特定しているのです。
1872年11月13日午前7時35分。
まさにモネがこれを描いた瞬間が、印象派が生まれた。

あまりにも正確な日時の特定。
これはどういうふうに特定できたか?

アメリカの天文物理学者ドナルド・オルソンという人がフランスの美術館の館長からの依頼で、その日時を特定したのです。
オルソン氏は地図や写真を調べ、モネが滞在していたホテルと部屋を割り出します。
そして昇る太陽の位置と月の記録から潮位や季節、時刻を絞り込んでいきます。
立ち上る煙が流れる方向にも着目。
風が東から西に吹いていたことも突きとめ、19世紀の気象観測記録と照らし合わせ、ついに美術史的には、不朽の名作といわれている作品が描かれた日時を特定したのです。

実に面白いです。

歴史上の謎はたくさんあります。
坂本龍馬を暗殺したのは誰か?
邪馬台国はどこにあったのか?
ケネディ大統領を暗殺した黒幕は?

今後、ITテクノロジーや物理学、ビッグデータなどなどの進化で、歴史上の謎も解明されるかもしれない。
知的好奇心を満たしてくれる、面白い世の中になってきた。

そういう世の中を、ボクたちは単純に楽しめばいいんです。

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藤村 正宏
北海道釧路生まれ。明治大学卒。著書「モノを売るな!体験を売れ!」で提唱したエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)の創始者。経営者、ビジネスリーダー向けに「エクスマ塾」を実施、塾生はすでに1000名を超えている。著書は、海外にも翻訳され30冊以上出版。座右の銘「遊ばざるもの、働くべからず」

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