芸術とマーケティングは似ていると思う

芸術というのは、やむにやまれぬ表現欲求

福岡に行くために、羽田空港のANAスイートラウンジにいます。
強風のためか、使用機材が遅れて、出発が30分遅れています。
だから、ブログを書けたというのもあるけどね。

芸術とか文化っていのは、一見ビジネスとかマーケティングとかには、関係ないって思っている人が多いです。
ボクは、ものすごく関係あると思う。
というか、マーケティングなんて、芸術と同じだと思う。

ANAラウンジ1211

芸術って、人間が最初に考えだしたコミュニケーション手段だと思うから。
伝えるってことだから。

芸術家という人たちは、やむにやまれぬ表現欲求、あるいは人に伝えたいという気持ちが強い。
その根本にあるのは、自分の力ではどうにもならない宿命的な何かであったり、自分の力ではどうにもならない人生の何かであったり、そういうものをのみこんで表現していっているのではないかな、と思うんです。

それをすごく悩むとか、すごく深く考えるとか。

「仕事を楽しむ」とか「仕事を面白くやる」とか「好きを仕事に取り入れる」ということは、ただ単純にバカみたいに「毎日面白いよ」というようなこととはちょっと違います。
仕事には、いろいろな意味でたくさんの負荷もストレスもあるだろうし、厳しいこともある。
でも、そういうものを全部のみこんだうえで、なおかつ、そういうことがあってもちゃんとやり甲斐があったり、人を楽しませたり、人を幸せにしたりする仕事というのが、楽しんでいるということなんだと思う。

岡本太郎は、生涯にたくさんのすごい作品を作って天命を全うしたし、吉行淳之介も名作をたくさん書きました。

あるいは、途中でいろいろ悩んで自殺しちゃう芸術家もいますね。
例えば三島由紀夫もそうだし、太宰治もそうだし、ゴッホもそう。

でも、そうじゃなくて、同じように悩んだとしても、自分の力ではどうしようもない宿命的なことがあってもそれを全部受け入れたうえで、なおかつ笑っている、なおかつ楽しんでいるという人は、すごく強い人だなと思うんです、いつも。

だから、バカみたいに「ただ楽しめばいいんだ」と言っているわけではないんだよ、ということね。

クリスマスが近い、羽田空港にANAのラウンジで、そんなことを考えていました。

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藤村 正宏
1958年、北海道釧路生まれ。著書「モノを売るな!体験を売れ!」で提唱したエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)の創始者。集客施設や企業のコンサルティングを行っている。コストをあまりかけない、誰でもカンタンにできる手法で、圧倒的な成果をあげている。 執筆活動、講演活動もする。現在フリーパレット集客施設研究所主宰。

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