世界遺産にふさわしい|安芸の宮島

世界遺産にはいいイメージをもっていなかった

広島県の宮島のホテル「錦水館」で、昨日までセミナーや塾をやっていました。
どうしてここのホテルを会場にしたかというと、至極カンタンな理由。
このホテルの社長と専務が、ボクの塾生さんで、宮島の中でも、とても素晴らしいエクスマ的なホテルだから。
とてもいいホテルです。
のんびりできるし、料理も秀逸なくらい美味しい。
スタッフの方々の人柄もいいし、もちろん業績もいい。
ぜひ一度、行ってみてほしいです。癒されながら、さらに気づきが多いから。

【宮島錦水館のサイト】

錦水館の社長(トニー)は右から3人目 専務(ともちん)は右端

錦水館の社長(トニー)は右から3人目
専務(ともちん)は右端 塾スタッフと

宮島には、10年くらい前に訪れたことがありますが、
安芸の宮島といえば、国宝の厳島神社があります。そして世界遺産に登録されています。

ボクは世界遺産についていえば、どうでもいい、という立場です。
というか、マイナスなイメージに寄っていた。
どこかが世界遺産に登録されたりして、ニュースになり、地元の人がよろこんでいるのを、どちらかというと斜めに、冷ややかな目で見ていた。

世界遺産って、世界中で守っていこうとする、自然や文化のことですよね。
もともと集客が目的ではない。
でも、当然登録されると、それを体験したいっていう人たちがどっとやってくる。
それが観光地だと、うれしいわけだ。
そういう風潮が、本末転倒しているようで、なんだかちょっと違和感があった。

それに、世界遺産に登録されても、一過性のブームで終わってしまうことのほうが多い。
集客的にいうと、そんな感じ。
だって、名前は出しませんが、世界遺産に登録されて一年もしないうちに(早い所は半年くらいで)、お客さんが来なくなってしまって、ホテルとかがそれを目指して改装したりしていたのが無駄になってしまう。
思ったようにお客さまが長続きしない。
そんなところばかり見てきたから。

でもね、広島の宮島に来て、ここはちがうな。
そう感じたわけです。
世界遺産に登録されてから、訪れるお客さまが、毎年毎年増えている。
大河ドラマ「平清盛」の影響もあっただろうけど、今年はもう400万人くらいが訪れている。
きっと一度宮島を体験すると、また来たくなる。
そんな再来訪したくなる魅力があるんだろうと思う。

国宝「厳島神社」

国宝「厳島神社」

安芸の宮島はコンテンツ満載

日本らしい風景や、脈々と続く歴史、その歴史の中で紡ぎ出されてきた文化や物語。
魅力的なコンテンツがたくさんある。
有名な、厳島神社を歩くだけでも、普段体験できない風景や体験、雰囲気が味わえる。
他の寺社仏閣、おしゃれなカフェ、お土産物の商店街、いたるところにいる野生の鹿。
平清盛だけでなく、秀吉や毛利の歴史的な史跡。
そんなたくさんのコンテンツが、せまい島の中に凝縮されている。
まるで自分も長い日本史の一部になったような、そういう気持ちになれます。
京都でもそんな気持ちになれるかもしれませんが、京都は宮島に比べると広すぎる。
宮島だと、ゆっくりと2時間くらい歩くだけで、体感できる。
さらに船でしか行けないということ。
わずか8~10分くらいの船ですけど、これが価値を高めているのは間違いない。

厳島神社の回廊

厳島神社の回廊

観光客の期待を裏切らないコンテンツと、それを大切にし、誇りに思い、訪れた人たちを受け入れている地元の人。
リピーターが多くなる理由は、明確にわからないけど、一度体験するとまた来たくなる、そんな魅力があるのは事実。

桃山時代、豊臣秀吉が安国寺恵瓊に命じて建立し、途中で秀吉が逝去したため、未完になった「千畳閣」で、冬の陽だまりの暖かさを感じながら思っていたのは、概ねそんなことだった。

千畳閣の陽だまり

千畳閣の陽だまり

The following two tabs change content below.
藤村 正宏
1958年、北海道釧路生まれ。著書「モノを売るな!体験を売れ!」で提唱したエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)の創始者。集客施設や企業のコンサルティングを行っている。コストをあまりかけない、誰でもカンタンにできる手法で、圧倒的な成果をあげている。 執筆活動、講演活動もする。現在フリーパレット集客施設研究所主宰。

フォローする