もしあなたの会社が小売店で売られていたらと考えてみる

POPは販促物の基本

昨日は沖縄でエクスマセミナーでした。
午後1時から夕方6時まで、ボクと沖縄のマーケティングコンサルタント末次さんが講演しました。
大阪の参加者、ボクのお弟子さんの橋本亨氏に、むちゃぶりをして、30分話してもらいました。
面白かった。

その中で

「あなたの会社が小売店で売られていたら?」
そういうワークショップをやりました。

想像してみてほしいんです。
あなたが扱っている商品やサービスが小売店で売っていないモノでも、ちょっと考えてみてほしいのです。

「もし、小売店で売っていたとしたら」

ということを。

自社のPOPを考えてるワーク

自社のPOPを考えてるワーク

たとえばあなたが「ウェブデザイン」の会社だとします。
たくさん似たような会社と一緒に小売店に並んでいる。
そう想像してみてください。
そのときに、あなたは自分が扱っている「ウェブを作製するノウハウ」にどういうPOPをつけますか?
お客さまが、あなたの会社に「ウェブデザイン」を発注する「理由」です。

あるいはあなたは法人相手の印刷屋さんだとします。
あなたの会社が、小売店でたくさんの同業の印刷屋さんと一緒に並んでいます。
そう想像してみるのです。
そのとき、あなたは自分の印刷会社にどういうPOPをつけますか?
印刷物をあなたの会社に依頼する「理由」です。

POPは、小売店だけの媒体ではないんです。

「もし小売店で売られていたら?」

「自分の商品のPOPを考えてみる」
「自分の会社のPOPを考えてみる」

これはとっても気づきがあります。
とってもいい訓練になります。

どうしてかというと、素晴らしく価値の伝わるPOPが書けるようになると、いろんな販促物で使えるようになるからです。
チラシでも、ダイレクトメールでも、ホームページでも、売れるようにすることができます。
売れる言葉を身につけるためには、POPの概念で考えてみるのです。
POPが基本なのです。
「売れる言葉」を手にいれるためには、POPだと思って考えてみましょう。
POPっていうのは、キャッチフレーズやキャッチコピーを考える、とてもいいエクササイズになるのです。

POPっていうのは販促物の基本だということ。
POPは販促物の、一番最小単位になっているものなんです。
POPは究極のキャッチコピーなんです。

そんなことを思ったセミナーでした。
今日は東京に戻ります。

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北海道釧路生まれ。明治大学卒。著書「モノを売るな!体験を売れ!」で提唱したエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)の創始者。経営者、ビジネスリーダー向けに「エクスマ塾」を実施、塾生はすでに1000名を超えている。著書は、海外にも翻訳され30冊以上出版。座右の銘「遊ばざるもの、働くべからず」
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このセミナーのタイトルを見て、
「え、バカって…」
「それ、怒られない?」
と思った方、大丈夫!

ここで言う「バカ」は、
テストで0点を取ることでも、
何も考えないことでも、
仕事をサボることでもありません(笑)

むしろ逆です。

AIがどんどん賢くなって、
正解も、最適解も、
効率のいいやり方も、
だいたい教えてくれる時代になりました。

となると——
人間まで、そんなに賢くなくていいんじゃない?
という話です。

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