エジソンの逆襲が始まった〜テクノロジーの進化で1対1のビジネスが成立しやすくなった

映画を最初に商業化した人

映画というのはいつ頃に発明され、いつ頃にビジネスとして成立したのか。
映画の歴史って、意外と知られていません。

映画は19世紀の終わりくらいに、フランスやアメリカやドイツなどで研究されていました。
19世紀の前半に発明された写真の技術を、動画に応用しようとしたものです。

たくさんの人たちの研究の積み重ねを経て、最初に映画を完成させ、ビジネスにしたのは、あの有名なエジソンでした。
エジソンが1894年4月にニューヨークのブロードウェイに世界初の映画館(キネトスコープ・パーラー)を開業しました。

キネトスコープは映画といっても、ボクたちが日頃見ている映画館とは違います。
スクリーンに映写されるのではなく、箱の中をのぞき込むタイプのもの。
一人ひとりがキネトスコープという箱を覗き込んで見る方式です。

街には、店内にたくさんの自動映像販売機が並んだ「キネトスコープ・パーラー」という店ができました。
客はそのキネトスコープにコインを入れ、覗き込んで映像を見たのです。
まさに自動映像販売機だった。

これは世界的に大ヒットし、その後、数年でアメリカのほとんどの街にキネトスコープ・パーラーが設置されることになった。
一度に多くの人が鑑賞できるスクリーンに投影される形の映画はまだなかった。

覗き込む方式だった

キネトスコープ・パーラー

今のような形式の映画は、1895年にフランスのリュミエール兄弟が「シネマトグラフ」を発明するまでなかった。
リュミエール兄弟は、エジソンのキネトスコープ仕組みを箱から、スクリーンへと投射するものへと改良し、一度により多くの人が動画を観賞することができるようにしたのです。

これが現代の映画館のルーツです。

エジソンのキネトスコープから、たった1年後のことでした。
そんなことがあったので、映画の歴史を語るときには、リュミエール兄弟の最初の映画の公開が、映画の起源とするものが多いのです。
これは商業的に大成功します。
エジソンの1対1の投影方式より、一度に大量の人に見せるほうが商業的には効率がいい。
利益も売上も比較にならないほど差がつきます。

いわゆるマスの概念です。

結果、効率がよくないエジソンのキネトスコープ・パーラーは姿を消してしまったのです。しかし、ここで話は終わりではありません。

現代社会 エジソンの逆襲が始まっている

ここにきてエジソンが考えたキネトスコープ方式が復活している。
ボクはそう思うのです。

今の時代、人々はスマホやタブレット、PCの画面で映画やドラマを見ている人がいます
ボクも結構見ます。
Amazonプライムビデオ、Netflix、Huluなどの映像ストリーミングサービスの普及で、ますますその傾向になっている。
まるでエジソンが発明した1対1の「キネトスコープ」を彷彿とさせるかのようです。

エジソンの時代、一人ひとりに映像を供給するという方式は、ビジネスとしては効率が悪かった。
今はそれがテクノロジーの発達で、できるようになったわけです。
不特定多数の顔もわからない人たちに、大量の情報を流す、マスの概念からの逸脱です。
おもしろいなって思うのです。
マスの概念を持たなくても、SNSなどの「つながり」の中で、1対1のビジネスが成立できるようになった。

そうするほうが、もしかするとマスよりもコストが安く、効果がある可能性もあります。
1対1の方が、正確な顧客情報を獲得できるし、既存客のケアやフォローもできるのです。
そしてサブスクのサービス(月額とか年額が定額になって見放題)が主流になっている。

映画館で映画を見せるというビジネスより、Netflixのように全世界の人を会員にして、定額配信できるサービスの方が、はるかに利益が上がります。
エジソンが考えた、1対1の「キネトスコープ」は、インターネット環境が整わなければ利益が出ないサービスだったんですね。
ある意味100年、早すぎた。
エジソンは、やっぱり天才だったんだな。

10月30日エレメントEのテーマは「映画」です

塾生限定セミナーというのをやっています。
エクスマ塾生しか参加できません。

10月のテーマは「映画」です。
エレメントは映画の話をたっぷりします。
今回はゲスト講師もいます。

ゲスト講師はホラー映画を語らせたら日本一。
株式会社日向の社長、鳥辺康則 さん(鳥ちゃん)です。
ボクも聞いたのですけど、すごくおもしろい話です。
多分彼の話を聞くと、ホラー映画大嫌いという女性も、観たくなると思う。
興味がないことに興味を持たせる、それを聞くだけでも、勉強になります。

10月30日(水曜日)午後1時から5時まで。
その後懇親会5時30分から7時30分くらいまで。
定員は25名です。
参加費15,000円(懇親会費含む)

人気のコンテンツなので、エクスマ塾生さんは早めに参加表明してくださいね。

【10月30日塾生限定セミナー参加申し込みフォーム】

10月のエクスマトークライブのお知らせ

10月は

【遊び心が独自の価値を生む|SNS時代に高く売る5つのやり方】
というテーマでエクスマトークやります。

「好き」や「楽しい」を仕事に加えると独自の価値になる。

製品、店、会社、個人、そういう個性がわかりにくくなっている時代です。
だから「差別化」という考え方ではなく、戦わなくてもあなたを選んでもらえる個性が大事です。
それが「独自化」です。

際立った個性というのは誰もが、どこの会社も持っている。
ただ気づいていないか、発信していないだけ。

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それを知りたい方は、ぜひ10月のエクスマトークライブに参加して、ヒントを得てください。
どなたでも参加できるセミナーです。

初めての方、大歓迎です。
もちろんエクスマ塾生さんも大歓迎です。

SNSが消費に影響を与えている現代、どんな視点でビジネスに遊び心を入れたらいいか。
エクスマの視点で、SNSをどう活用するか。
テクノロジーの最新事情なども含めてお伝えします。

大阪  10月11日(金曜日)
東京  10月31日(木曜日)

2ヶ所で開催。

各会場共通

参加料15000円(懇親会費含む)
午後2時〜5時 セミナー
午後5時〜7時 懇親会

各会場、少人数です。
お早めに参加表明してください。

10/11 (金)大阪エクスマトークライブ

【会場】 ハワイアンカフェ『アロハス』
   大阪府堺市中区深井沢町3409−1
   <地図>

以下のフォームから参加表明してください。

【10/11 大阪 エクスマトーク申し込みフォーム】

10/31(木)東京エクスマトークライブ

【会場】 エクスマスタジオ
   小田急線「和泉多摩川」駅、徒歩30秒

以下のフォームから参加表明してください。
【10/31 東京 エクスマトーク申し込みフォーム】

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藤村 正宏
北海道釧路生まれ。明治大学卒。著書「モノを売るな!体験を売れ!」で提唱したエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)の創始者。経営者、ビジネスリーダー向けに「エクスマ塾」を実施、塾生はすでに1000名を超えている。著書は、海外にも翻訳され30冊以上出版。座右の銘「遊ばざるもの、働くべからず」

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