浅い思考をしている人が見えている世界はわずか10%程度 深く思考しよう|物語の「構造」と「シナリオ」について

すべてのラブストーリーは『ロミオとジュリエット』

先日の大阪セミナーでお話ししたことを書きます。

ボクは大学で演劇学が専攻でした。
だから物語の作られ方は勉強しています。
演劇、映画、などはシンプルに考えると『構造』と『シナリオ』というものからなりたっています。
構造というのは骨組みのこと。

たとえば、シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」。
男女二人が出会い→恋に落ちる→許されない恋→その葛藤と結末

構造を簡単に解釈するとこんな感じです。
この構造にシナリオを当てはめてみる。

「封建社会の中、決して添い遂げることのできない仇同士の家柄の二人が出会い、命がけの恋をして、周囲を巻き込み、二人とも死んでしまう」
という、こう書くと、身も蓋もない話に思えるけど、そのシナリオが400年もの間、親しまれているのです。
400年です。

大阪での話:撮影は事務局ハッピー橋本

あるとき、ヒッチコックの「汚名」という映画を観ているうちに、あれ、これはロミオとジュリエットだと思った。
同じ構造なんだと気づいたのです。
シナリオはサスペンス映画ではあるけれども、構造はラブストーリー。
イングリット・バーグマン演じる主人公は、ナチスのスパイの娘です。
そしてそのスパイを追跡しているのがFBIの捜査官、ケーリー・グラントが演じている。
スパイを捕まえるためにその娘に近づく。
すごい美人、一目惚れ。
でも許されない恋。
葛藤と諦観と決断。
周囲を巻き込んでいく。
そして結末。

まさにロミオとジュリエットの構造と同じなのです。
構造ということに注意を向けて考えてみると、ラブストーリーの構造はほとんど同じ。

男女二人が出会い→恋に落ちる→許されない恋→その葛藤と結末

世界中のラブストーリーの構造(骨組み)は、こんな感じです。
物語の構造はシェイクスピアがほとんど作ってしまったといわれています。
正確に言うと、シェイクスピアの代表作が、現在のあるストーリーのほとんどの構造が網羅されている。
物語の基本形はすべてシェイクスピアの作品に網羅されている。

シェイクスピア、すごいです。

じゃ、シェイクスピアはその作品をすべてオリジナルで創作したのか?
実はちがうんですね。
シェイクスピアは以前からあったほかのストーリーを参考にしているんです。
オリジナルで創作したものは、全37作品のうち4作品ともいわれています。
あとは以前からあった物語がベースにあって、それからインスパイアされて執筆したんです。
元ネタがあったんですね。
しかしながらシェイクスピアが元ネタにした物語は、現在ほとんど読まれていません。
かたや、
「おお、ロミオ、どうしてあなたはロミオなの?」
「生きるべきか死ぬべきか、それが問題だ」
などのシェイクスピアの有名なセリフを知っている人はたくさんいます。

これはどうしてでしょう?

「物語の基本形はすべてシェイクスピアが作ってしまった」と言われるのは、そのストーリーが今も語り継がれているからなのです。
それは構造が同じでも、シェイクスピアのシナリオがいかに素晴らしいかということに他なりません。

そのシナリオというのは場所、背景、状況、人物、問題などの細かな設定です。
『構造』は数限られていても、『シナリオ』というのは無限に創造することができるっていうこと。
そうなんです物語は無限なんですね。

あなた自身の「物語」が独自の価値

ヒッチコックの「汚名」の構造とシナリオのことを考えているうちに、

「あ、ビジネスも同じじゃん」

そういうことに気がついたのです。
決まった範囲内の社会、時代のなかでは、ビジネスモデルはそうたくさんありません。
大きな違いもありません。
しかしそれに落とし込まれるシナリオは同じではないということ。
シナリオは無限にあるんです。
そのビジネスが展開される地域、背景、状況、商品によってまったく違うものになります。

誤解をおそれずに言うと、まったく違う独自のものでなければ成功しないってこと。

ビジネスモデルという大きな枠でもそうですが、日々のSNS(ブログもね)の発信もそうです。
そう考えられるってことです。
はそのシナリオの中にどのように位置して、物語にどういう意味をもたせることができるか?
これが重要だってことなんです。
あなたのビジネスのシナリオの中で、SNSがうまく配置され、あなた独自の物語が語られたときこそ、SNSはあなたの商品に輝きをあたえることができるのです。

「しくみ」は、「構造」と「シナリオ」に区別して考えて見ましょう。
そうすると思考は深くなり、色々なことが見えてきます。
本質に迫れるかもしれない。
表面だけの浅い思考ではわからないことだらけです。
世の中で見えていることは、氷山の一角だけ。
10%以下です。

すなわち、浅い思考をしている人が見えている世界はわずか10%程度なのです。
そんなところで有利な立場の奪い合いや戦いをしていても意味がないのです。
深く思考しましょう。

深く思考するためにもエクスマを活用しよう

思考というのはクセです。注意深く思考する。深く思考する。
それは習慣や無意識です。
花を見て美しいと思う人、仕事を楽しもうとする人、仕事が辛い人、人を排除する人、優しくする人。それも習慣です。
無意識ですから、それは治りません。
でも日々意識することで徐々に変わっていく。

深く思考して仕事をもっと輝かせたいと思っている人は、ぜひエクスマを活用してください。
セミナーや塾にきてくださいね。

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藤村 正宏
北海道釧路生まれ。明治大学卒。著書「モノを売るな!体験を売れ!」で提唱したエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)の創始者。経営者、ビジネスリーダー向けに「エクスマ塾」を実施、塾生はすでに1000名を超えている。著書は、海外にも翻訳され30冊以上出版。座右の銘「遊ばざるもの、働くべからず」

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