一番ダメなシナリオ「一番化戦略」 企業の人柄は見られている

阿寒湖の「鶴雅」の露天風呂
戦わないことが最高の戦略

一見成功しているように見えても結局失敗

ビジネスの世界では「一番」が大好きだったりしますよね。
確かに、SNSがない時代にはそれはそれで効果があったし、一番を目指すのはある程度いい戦略ではありました。
一番化戦略
地域一番店などなど、
昔は有効てだったと言えるかもしれません。

でも今は、一番化戦略がマイナスに働く時代。

ある温泉街で、あるホテルがやった一番化戦略があります。

その温泉ホテルは
その温泉地で一番大きくて
一番施設もよかった。

宿泊サイトでも人気で、たくさんのお客が来ていた。
そこで考えたんですね、そこの社長。

「ウチにはこれだけたくさんのお客が来ている
でも、みんな外に行って、おみやげを買ったり、遊んだりしている。
そうか! このお客をみんなウチの施設で消費させればいいんだ」

なんと、ホテルの玄関を温泉街とは逆の方向につくった。
お客さまは、みんなホテルの中で消費するようになった。
戦略は成功しました。

客の消費単価があがり、お客さまも満足した。
ほどなく、他の大きなホテルもその真似をし始めたんです。
そうすると、どういうことが起こったか?

温泉街に人が流れなくなって、街がすたれてきた。
すたれた温泉街は魅力がなくなる。

どうなるか?

観光地としての魅力がなくなってしまった。
結果、団体客も来なくなってホテルもドンドンつぶれているんです。

もう、昔の面影はなし。
いいお湯の、いい温泉だったのに。
残念です。

一番化戦略っていうのは結局
「自分のところがよければいい」という戦略なんです。
「自分さえよければ、他がつぶれたって、誰かが不幸になったってかまわない」
そういっているようなものです。

あなたはそんな会社の製品を買いますか?
そういう企みが見えるお店に行きますか?

これからの時代は、そういうことがすぐに見透かされる。
「つながりの経済」では企業の人柄が重要な時代です。

観光ホテルであれば、自分の街のことも考える。
街の賑わいをなくさないために
温泉街を魅力的にする活動を率先してやったりする。

街の文化を保護し、それを継承させる活動をすることで
街の魅力をより強くしていこうとする。

僕のクライアント、北海道の鶴雅グループはそう考えている。

自分の街をより魅力的にすることが、
自社にとってベストだということを知っているからです。

人々は、あなたの会社の態度をじっと見ています。

そして、何かあればつながりの中でそれを拡散していきます。
だから競争をするのではなく
独自の価値を創出して
お客さまに選んでもらえるようになることが
成功への早道なんです。
「戦わないことが、最高の戦略」
人々の心を動かすのは、あなたが手間をかけて紡いだ、つながりなのです

<TikTokでも見れます>

@exmascott 商売、ビジネスの基本は? 同業他社に勝つこと? 違うよね。世の中を良くする、人々を仕合わせにすることだよね。これをきれいゴトと思っている人は修正しなきゃ淘汰されるよ。気をつけてね。#tiktok教室 #マーケティング #エクスマ #真理 ♬ オリジナル楽曲 – 藤村正宏

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北海道釧路生まれ。明治大学卒。著書「モノを売るな!体験を売れ!」で提唱したエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)の創始者。経営者、ビジネスリーダー向けに「エクスマ塾」を実施、塾生はすでに1000名を超えている。著書は、海外にも翻訳され30冊以上出版。座右の銘「遊ばざるもの、働くべからず」
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