今どき電話って何?
先日、北海道でレストランなどのアドバイザーをしている僕のお弟子さんから面白い話を聞きました。
アルバイトの研修をやっていた時の話。
電話で予約を受ける研修をしていたら、20歳くらいのアルバイトの学生さん(女性の方)が
「電話したことないから、受け答えがわかりません」
そう言ったそうです。
彼は唖然とした。
でもすぐに、それはあるかもな~
そう思った。
考えてみたら、彼らが物心ついた時にはすでにスマホは当たり前。
電話でのコミュニケーションがほとんどない。
普段からスマホを電話として使うなんて、あり得ないんだろうな。
僕も今は電話することはほとんどない。
仕事の連絡はほとんどがメッセージアプリですみます。
(最近はメールも使わなくなっているかもね)
今、日本の18歳以上の人のスマホ所有率は96%くらいです。
あなたもきっとそうでしょうけど、スマホがなかったら、ものすごく不便。
スマホと暮らしていると言ってもいいくらい。
スマホって「スマートフォン」が正式名称ですよね。
「賢い電話」ってことです。
でもね、スマホを電話として使っている人って、少ない。
あなたも電話として使うより、他の用途の方が圧倒的に長い時間使っているはず。
カメラで写真や動画を撮影したり、銀行振込をしたり、Amazonや楽天で買い物したり、新聞や小説を読んだり、TVや映画やドラマを見たり、プロ野球やサッカーやF1を観戦したり、ゲームをしたり、知らないところに行く時のナビにしたり、SNSで自分の意見を発信したり、SNSで友達の近況を知ったり。
もう電話、フォーンじゃない、じゃん!(笑)
そして多くの人たちがスマホを使っているという事実は、ビジネスにどう影響があるか。
今はだれもがスマホで長時間を過ごす時代。
あなたの会社がスマホの中でお客さまから見つけてもらえなかったら存在しないのと同じこと。
あなたの会社はスマホの中に存在していますか?
「ウチはHPがあるから大丈夫!」
そう思っていたらとってもキケンです。
今は消費の仕方が大きく変わっているのですから。
企業も個人もフラットな関係になっているのです。
スマホの中でお客さまとどのような関係性を築いていけばいいのか。
SNSやっていなかったら、スマホの中に存在しないのと同じこと。
スマホの中に存在しないということは、人々から忘れ去られる時代だと思った方がいい。
そういうことなんだな。
藤村 正宏
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