関係性が大事
ゴルフパートナーさんが主催の「エクスマ塾」を、東京のエクスマスタジオでやっていました。
そこで感じたこと。
お客さまとの関係性を、しっかりとつくりだしている店は強いです。
ゴルフパートナーさんは、直営店やフランチャイズの店舗、全国300店以上展開しています。
その中で全国平均より売上が上がっていたり、新しい会員さんが増えていたりする店舗の特徴は、お客さまとの関係性をしっかりとつくりだしているということ。
関係性って今の時代商売をするために、とても大事なことです。
関係性をつくりだすのは手間がかかります。
だから、すごい価値なんです。
会社って基本的に手間のかかることを嫌いますよね。
なるべく効率化を目指したりする。
でも、関係性をつくるには、効率化を目指すのではなくて、誰でもできるけれど誰もやりたがらないことをコツコツやる。
ブログやSNSで毎日、お客さまの知りたい情報を発信する。
毎月、関係性の深いニュースレターを発行する。
季節ごとにお手紙を書く。
誰もができることを、誰もがやらないくらいやると、それは価値になります。
それがすごく重要なんです。
そんな地味なことは言いたくないですけどそれが真理だと思う。
お客さんに向けて、どのくらいのエネルギーをかけるかということ。
昔から商売の基本は「おなじみさん」
リピーターが増えれば増えるほど、会社の利益というのは大きくなっていきます。
それは間違いなくそうだと思う。
でもこれは、今さらボクが偉そうに言うことでもないんですね。
昔からそうなんですから。
いろんなところで何度も発信していることです。
江戸時代からそう言われています。
江戸時代の豪商と言われている店では、店が火事になったら何を持って逃げるかを決めていました。
現金や商品を持って逃げるのではなく、顧客台帳を持って逃げるのです。
だって、顧客台帳があればまた商売が始められます。
また立ち上がってやり直すことができる。
商品があっても、現金があっても、お客さまがいなかったら、商売はできません。
江戸時代の豪商の人はよく知っていたのです。
商売で一番大事なのは、商品、現金、じゃなく「お客さま」だということ。
既存顧客を死ぬほど大切にするというのは、ボクが言い始めたことではなくて、昔からそれが当たり前だったんです。
手間のかかることを続けて、関係性を創り出していきましょう。
どんなに普通の事も、突き抜ければ価値になるのです。
今は、手間のかかることでしか、人の心を動かすことはできないのです。
藤村 正宏
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