新型コロナウイルス インターネットがなかったらもっと被害者が出ていたかもしれない

インターネットがなかったらと想像してみた

新型コロナウイルスのパンデミックの世界になっています。
今この状況でちょっと想像力を働かせてみてください。

「今もし、インターネット、SNS、スマホがなかったとしたら」
恐ろしいでしょ。

神さまが、この事態を予測していて、数十年前にこのテクノロジーを地球上に与えてくれたんじゃないかな。
なんてことを昨日、真面目に考えている自分を発見した。(笑)

インターネットがなかったら大変です。

リモートワークもできないし、Zoomでの会議もできないし、ネット通販もできない。
スマホの位置情報のビッグデータを使った、現状把握もできない。
医療情報や、感染拡大を抑える情報だって、伝えられないかもしれない。
劇場や商業施設の営業自粛要請も徹底的にできなかったかもしれません。
感染被害、経済的被害は、想像を超えるほど大きくなった可能性があります。

大正時代に世界的に流行した「スペイン風邪」の時には、劇場や商業施設の営業は普通に続けられ、日本全国で45万人から50万人が死亡しました。
感染する病気だとわかっていたにも拘らず、人が密集することで感染爆発が起きるという情報があまり伝わっていなかった。
だからたくさんの人たちが警戒せずに劇場や商業施設に集まって、都市部で感染が拡大していったんです。

NHK「Eテレ」
「パンデミックが変える世界」より


当時の歌人、与謝野晶子はこう警鐘を書き記しています。  

「盗人を見てから縄をなうというような、日本人の便宜主義がこういう場合にも目につきます。政府はなぜいち早くこの危険を防止するために、多くの人間の密集する場所の一時的休業を命じなかったのでしょうか」<感冒の床から>

ともかくインターネットがあることに感謝ですよね。

4月の月例経済報告は「悪化」先行きは「さらに厳しい」

でも、経済的なダメージはかなり大きいです。
4月の月例経済報告が昨日出ました。
景気について「急速に悪化しており、極めて厳しい状況」。
「悪化」の表現を使うのはリーマン・ショックの影響が残る2009年5月以来ほぼ11年ぶりのことです。
新型コロナウイルスの感染拡大で経済活動の制約が強まり、消費や生産、雇用などの足元の指標が総崩れとなっている。
先行きも「極めて厳しい状況が続く」との予想です。

新型コロナウイルスのパンデミックの経済に与えるダメージは計り知れません。
日本でも、倒産や破産する中小企業、自営業がたくさん出てきそうです。
百貨店業界、アパレル業界、観光・旅行業などなどでも淘汰が進むかもしれない。
失業率も高まりますよね。
最悪の場合世界大恐慌の時のようになるかもしれません。
今まで盤石だったユニクロやパナソニックやANAみたいな企業だって、世界経済の縮小でかなり痛いでしょう。
最悪の場合は大きな会社も何社かはなくなるかもしれません。

産業革命以来、人類が目指してきたシステムが、脆くも崩れ去ったって感じです。
都市化して、都市に人を集めてビジネスをやる。
そのために1時間くらい満員電車に乗って、都心に通い、密接した環境のオフィスで仕事をして、みんなで飲みに行って、また満員電車で帰る。
それが当たり前だった。
だから都心の一等地にオフィスを構える必要があった。
そして新幹線や航空機を使って出張していたわけです。

今の状態でも対応できるようにしよう

でもこうなってみると、人とリアルに会わなくてもやっていく方法を考えなければならないわけです。
ボクも含めてみんなそうだけど、これからもやっぱり、仕事してかなきゃいけないのですから。

緊急事態宣言の解除はいつなのか、今のところ5月6日って言ってますが、本当にそこで解除になるのか。
今の状況(2020年4月24日現在)を考えると、5月6日に解除になるには、難しい感じがします。
東京では毎日100名以上の感染者が出て、退院する人は少しだけ。
これがあと2週間で緊急事態が解除になるほど劇的に効果があるとは思えません。
もちろん、劇的に効果が出ることを願っていますけどね。

今のこの新型コロナウイルスのパンデミックの影響はいつまで続くかはわかりません。
誰もわからないと思います。

専門家も色々言っています。
でも、テレビやネットに出てくるお医者さんとか、クラスター対策班の先生とか、あるいは海外の感染症の医者の話とかを聞くと、数ヶ月じゃ終わらない。
自粛はそんなに長引くことはないでしょうけど、

今回の新型コロナのパンデミックの影響は緊急事態宣言が解除になっても、数ヶ月か数年は続くかもしれません。
解除後に、徐々に徐々に少しずつ少しずつ、自由になってって経済活動もやってくと思う。

どのくらい続くかは、誰もわかりませんね。
最悪のことを考えると2年か3年かかるかもしれません。
そうなった時のために、自分の仕事がどうなるのか、それを今、本当に必死に考える時期なんだと思うのです。

もう、「以前のような状態には戻らない」と仮定して、耳から血が出るくらい、考えてみることが大事なんだと思うのです。

幸い、ボクたちはインターネット、SNS、スマホという強い味方があるのですから。

<このブログを音声でも聞けます、約7分>

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藤村 正宏
北海道釧路生まれ。明治大学卒。著書「モノを売るな!体験を売れ!」で提唱したエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)の創始者。経営者、ビジネスリーダー向けに「エクスマ塾」を実施、塾生はすでに1000名を超えている。著書は、海外にも翻訳され30冊以上出版。座右の銘「遊ばざるもの、働くべからず」
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