「ペンは剣よりも強し」って言うけど、現代は「SNSは剣よりも強し」なのかもしれない。

沖縄で、影響力を高める研修中です。
その中でお話ししたことを、ブログで書きます。
伝えるということの本質についてです。

研修の様子(まちゃ撮影)

研修の様子(まちゃ撮影)

SNSの発信は誰かを傷つける可能性がある

先日、12月1日に九州でやるエクスマセミナーの案内をしました。
(コレね ↓ ↓ ↓ 来てね〜)
【SNSでの発信で関係性をつくる方法|売上が上がる、エクスマ的SNS活用法】

それを見た読者からのメッセージがあって、そのメッセージをやりとりしている展開で、こういう質問があった。

「TwitterやFacebookで発信すると、炎上したり批判されたりするのが怖いのです。そうならないためにはどういうふうに発信したらいいでしょう?」

たしかに炎上したり、批判されるのは、嫌なことですよね。
ボクも嫌です。
なるべくそんなことにならないように気を使うようにしています。

「ペンは剣より強し」
という言葉があります。
調べたところ、イギリスの政治家・小説家ブルワー・リットンの戯曲『リシュリュー』に出てくる言葉。
文章で表現される思想は世論を動かし、武力以上に強い力を発揮するということです。

実際は武力の前では、思想は無力であるかもしれない。
しかし、人の心を動かすことは事実。
この言葉はそういう意味で真理であり、別の意味では、そうなればいいという希望的理想だとも言える。

今ではさしずめ「SNSは剣よりも強し」っていうことかもしれません。
SNSでの発信で、世の中が変わることも起きている。
中東の革命や民主化は有名なことですよね。
そんな大きな世界のことではなくても、自分の発信で人の心が動いたという経験は、誰もが経験していることでしょう。
それって、すごいことです。
すごいパワーがあるということを認識することは大切だと思うんです。

ボクの発信が誰かを傷つけたり、誰かを傷つけたり、嫌な思いをさせたりしないように、考えながら発信しています。
それでも思ったことや、信じていることを書くと、それは多かれ少なかれ、誰かにマイナスの感情を抱かせる可能性はあるわけです。
どんな発信でも、それによって傷ついたり、嫌な思いをする人はいるのは、しょうがないことなのかもしれません。
誰に対しても気持ちのいいことを発信しても、それはきっと当たり障りのない、無個性なものになってしまうでしょう。

だとしても、なるべく気を使うことは大切なこと。
それがSNSで発信するためには、守るべきマナーだと思うんです。
それを意識していたら、滅多なことで炎上することはありません。

人は決して分かり合えない?

先日、日本画家の千住博さんのインタビューを読みました。

【芸術とは、常に枠を広げ変革していくこと。そして、時代に提言しつつ、革新的に創造していくこと】
その中で芸術初めて地球上に誕生した時のエピソードを言っています。
ちょっと引用します。

人類が地球に初めて登場したころ、言葉はしゃべれませんでした。
偶然、鳥の骨を口にくわえて吹いてみたら、呼吸に合わせて悲しみや喜び、切なさ、孤独感などを表せることに気が付いた。
そうした感情を何とか伝える術を手に入れた時が芸術誕生の瞬間でした。
その音を聞いた他の人たちが「私もそうだ」と思ったら、それが芸術的感動の始まりです。
つまり芸術とは、表現することが難しい感情や気持ちを、人間の五感を通して何とかして伝達しようとする全体表現なのです。のちに絵画、音楽、文学などに細分化しましたが、人類の長い歴史の中ではすべてが一体になった総合的な表現であり、目指すところは1つでした。

そして芸術をこう定義しています。

「芸術とはイマジネーションをコミュニケーションすることである。分かり合えない人たちと分かり合う手段」

これはグッときました。
人間はそれぞれ価値観や信念がちがいます。
もともとちがう人間なんだから、本当に分かり合えるということは少ないことなのかもしれません。
でもボクらはわかり合いたい、なんとかコミュニケーションしたいって思っている。
そのために「芸術」というのはとても重要な存在になるということ。

ということは、SNSで発信するということは、すべての人が「芸術家」になるということなのです。
アーティストなんです。
だから、文化的なことや芸術的なことに触れることは、SNSでの発信力や影響力を高めることになる。
これからの経営者やビジネスリーダーは、文化芸術に関心をもつこと。
これがとても重要なことのなる。
そう信じています。

沖縄の研修が終わって、懇親会に行くまでの間に思っていたのは、概ねそんなことです。

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藤村 正宏
北海道釧路生まれ。明治大学卒。著書「モノを売るな!体験を売れ!」で提唱したエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)の創始者。経営者、ビジネスリーダー向けに「エクスマ塾」を実施、塾生はすでに1000名を超えている。著書は、海外にも翻訳され30冊以上出版。座右の銘「遊ばざるもの、働くべからず」

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