やればできるって・・・嘘だと思う

努力は報われないって知っている

エクスマ塾65期(札幌)の同窓会が1年ぶりにありました。
もちろんSNSで日々つながっているから、久しぶりと思う人はひとりもいなかった。
でもこの1年の報告を聞いているうちに、全員、すべての人が進化しているのを感じた。

どうしてゴミ袋をもっているんだ?

どうしてゴミ袋をもっているんだ?(撮影:ブラン)

「やればできる!」って、よく聞く言葉ですよね。
でもね、それは嘘だと思うんです。
やったってできないこともあるし、努力したって叶わない夢もある。
そんなことは、みんな知っていますよね。

たとえばボクは中学とか高校の頃、アイスホッケーをやっていました。
大人になって、40歳になった頃、本を出すまでの3年間、遊びの社会人チームで週に1回練習や試合をしてました。
そんなボクが今から、アメリカのNHL(プロアイスホッケーリーグ)を目指して、必死に練習しても、絶対に入れません。
「やってもできない」ってこと。

でも、NHLを目指して、毎日、夜9時から11時まで、必死に3年間くらい練習したら、かなりアイスホッケーがうまくなっているのは確実です。

「やればできる」ではなく「やれば必ず成長する」ということ。

無理だと思わないで、ともかくやってみること。
やり続けた者だけが、美酒に酔える時代なのです。
目標をもってやれば、蹉跌も失敗も、すべて自分の糧になり、成長できる。
ボクはそう確信しています。

覚悟をもってやったら、必ずいい進化をする

65期のメンバー、この1年間、ブログやSNSで発信し続けて、仕事が楽しくなって、利益も出ている。
彼らの報告を聞いていて、やれば必ずビジネスも進化するんだなって思った。

売上は変わらないけど、利益が圧倒的になった会社。
楽しく仕事をしていたら、周りがみんな楽しくなって、職場の雰囲気が良くなり、特別ボーナスが出て、さらに責任のある仕事をまかされた公務員の女性。
楽しく、つながって、他の店が売上を下げている中、売上が増えている飲食店。
配置転換で他の店に替わったのに、前の店のお客さんが押し寄せるタイヤ専門店の店長。

「ブログで、有益な情報を毎日更新しましょう。地道にそれを3年やっていたら、圧倒的な価値になります」

そう言っても、そんなことやる人はほとんどいません。
そんな3年先の不確定なことにエネルギーをかけたくないからです。

みんな手っ取り早く、儲けたいのです。

1000人がブログをはじめても、そういうブログを3年つづけられる人は1名くらいしかいないと思う。
今、日本でブログを毎日更新している人っていうのは、300万人くらいだそうです。
我が国のFacebookアクティブユーザー2000万人くらい。
Twitterのアクティブユーザーも2000万人くらい。
そう仮定してみると、ブログをやっている人はとっても少ない。
ということは、ブログを書く人は少なくて、拡散してくれる人が多いってことです。

本当の意味で繁盛する会社、長く残る会社になるには、時間がかかるわけです。

刺激的なキャッチコピーで人を集め、プリントアウトしたら5メートルくらいになるようなランディングページを作り、期間限定とか今だけとか煽って集客して少しくらい儲けても、それは繁栄とか仕合わせとかには程遠いと思う。
一時的なものです。
砂上の楼閣。

だって、社会を支えてきた今までのシステムが破綻するくらい、経済のパラダイム(枠)シフトが起きているのですから。
そんなのは、SNS時代にはもう通用しないのです。
みんな賢くなっているから。

そういう扇情的、攻撃的なマーケティングをやっていると、今まで以上にお金とエネルギーがかかり、いつもいつも新規客の獲得ばかり視野にいれ、売上に縛られ、焦燥感に苛まれる。
やってもやっても、満足が得られない。
そういう傾向が強くなっていくでしょう。
ボクはそんなのやりたくないし、勧めるつもりもない。

でもね、そういうマーケティングも、存在しなかったら困るんです、エクスマ的には。
メインのカルチャーはそういうマーケティングでいいと思うのです。
多くの企業がそれをやって、たくさん競争してほしい。
刺激的で扇情的な発信をしてたくさんの金を儲けてもらたいと思う。
それに参加する会社も人も否定はしないし、逆にがんばってもらいたいくらいです。
ただボクはそれは楽しくないからやらないだけです。

エクスマはある意味、ビジネスやマーケティングのサブカルチャーです。
メインがあって、サブカルチャーは存在意義があるのです。
多様性があることが文化。

今は「つながりの経済」になった。

つながることで、売上が上がり、利益も出て、たくさんの人を仕合わせにする。
それで圧倒的になれる。
でも気づいている人はまだわずか・・・かもしれない。

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藤村 正宏
1958年、北海道釧路生まれ。著書「モノを売るな!体験を売れ!」で提唱したエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)の創始者。集客施設や企業のコンサルティングを行っている。コストをあまりかけない、誰でもカンタンにできる手法で、圧倒的な成果をあげている。 執筆活動、講演活動もする。現在フリーパレット集客施設研究所主宰。

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