人間はコミュニケーションしなければ生きていけない動物

現代社会はコミュニケーションが大切な要素

人は他の人とコミュニケーションしたがる動物です。
それは、なぜかというと、コミュニケーションしなければ、生存できなかったからです。

先日の大阪のセミナーで久しぶりに、進化論の話をセミナーでやりました。
ボクら人間は、生物学的に言うと霊長類に分類されています。

ほかにゴリラ、オランウータン、チンパンジーなどのサルも霊長類。
その霊長類の中で、人間だけが持っている目の特徴があります。

それは、人間には「白目がある」ということです。
白目をもっているのは、霊長類の中で人間だけなんです。
霊長類の目には白目がない。
というか白目が、外側から見えないようになっている。

多くの霊長類は白目が見えにくい

多くの霊長類は白目が見えにくい

実は、白目があると野性の世界で生きていくためには不利なことが多い。
白目があると、見ている方向がわかってしまうからです。

狙っている獲物がいるときに見る方向がわかったら、狙われているほうがそれを見て、「あっ、狙われている」とわかるから、逃げられちゃう。
それを防ぐために、どこを見ているかわからないようにしている。

狙われている側も、どこを見ているかわかれば、狙う側は「あいつ、いまよそ見しているから襲っちゃえ」となる。
見ている方向がわかるのは、野性の中では不利なんです。

ところがボクら人間は、そのリスクがあるのにもかかわらず、白目をもちました。
それはなぜかというと、人間はコミュニケーションする動物だから。
コミュニケーションすることが生きていくために必要だったから。
人間だけが、あなたのことを見ていますよ、と意思表示をするために白目をもったんです。

白目があることで、「あなたのことを見ています」ということを伝えている。

ビジネスも同じです。
「コミュニケーション」が大切だということ。
お客さまと、従業員と、地域社会と、コミュニケーションを豊かにすることが繁盛する条件です。
言い換えるとそれは、「関係性」ということです。
関係性がとっても大事な時代です。
コミュニケーションをするという意図をもって、関係性を構築することです。

「関係性」がキーワードになります。

つながりの経済だから。

二足歩行が原因だった

人が猿人から人間に進化する過程での最大の出来事は、二足歩行するようになったということです。
それによって、脳の発達や手の自由が加速して、猿人と人との大きな差ができてきたってこと。
二足歩行できるってことは、人と猿人の大きな違いでした。

しかし、ボクたちの祖先は、二足歩行を獲得するために、他の機能を犠牲にしたのです。
それは、子供を産むときに、一人では産めないということ。
誰かの助けを借りなければ、お産ができないってこと。
二足歩行することで、骨盤の形状がそういうふうになったんです。

生まれるときから、誰かの助けを必要な動物なのです。
だから、コミュニケーションが生存するために、絶対に必要だった。
それだけでなく、コミュニケーションは効果的な生存戦略でもありました。
ボクたちの祖先は、情報を交換して生きてきた。
食糧、天候、外敵などに対する情報を仲間と共有することで、生存する確率を高めてきたのです。

現代社会に暮らしているボクたちも、コミュニケーションすることで便利になったり、知識を知ることで、より質の高い日常を送ることができます。
情報共有で、生活するのがラクになるということ。

社会と関わること。
何かの組織に属していること。
認められること。
そういう欲求が人々の中にあるのは、そのほうが生存確率が高まるからなのです。

社会のつながりを深めるのは、生存するため。
社会的な絆は幸福感の中心にあるといってもいい。
コミュニケーションってこれからの時代大切なんです。

人間はコミュニケーションする動物です。
この素晴らしい能力を忘れてはもったいない。

ビジネスもコミュニケーションを忘れないようしましょう。
コミュニケーションしなければ、淘汰されていく。
進化しましょう。
それが生き残るための、条件になるのです。

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藤村 正宏
1958年、北海道釧路生まれ。著書「モノを売るな!体験を売れ!」で提唱したエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)の創始者。集客施設や企業のコンサルティングを行っている。コストをあまりかけない、誰でもカンタンにできる手法で、圧倒的な成果をあげている。 執筆活動、講演活動もする。現在フリーパレット集客施設研究所主宰。

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