常識に縛られて自動思考しないこと|自分の「モノサシ」を持つこと

沖縄の山の中のホテルは価値がないか?

時代が変わったのだから常識に縛られてはいけない。
枠を外す思考をすることが大事です。
業界の常識やあなたの会社の常識に縛られていては、衰退して行くだけです。

常識に縛られないというのは「自動思考」をやめる、ということ。
自動思考というのは何かというと、自動的にそう考えてしまうことです。

たとえばあなたが、沖縄に山の中にあるホテルのオーナーだとします。
常識的に考えると、沖縄のリゾートホテルは海辺にありますよね、普通。
実際、美しいビーチに近いホテルは人気です。

だから、山の中にあるホテルについては、旅行会社はあまり売ろうとしない。
あるいはオーナーのあなたも、うちは山の中だから沖縄のホテルとしては価値がない、と思ってしまう。
これが自動思考です。

沖縄県名護市の市役所 南国の植物が建物に絡みついている

(画像は名護市の市役所庁舎。熱帯植物が大きな建物に絡みつき、東南アジアの古代遺跡のようになっている。観光地じゃないから観光客は行かないけど、ボクは好きで時々行きました。こんな建物本土にはありません。それが市役所っていうところもすごいです。二度目の沖縄の旅にはぜひ行ってみてください)

でもね、沖縄の森は植生が違います。
本当に南国という感じです。

本土の観光客にとっては珍しい花や植物、普段見たこともないような植生がたくさんある。
ハイビスカスが一年中咲いているんですから、これはすごいです。
それに、本土の人は見たことのないほどのサトウキビ畑。
まさにヒットした歌「ザワワ、ザワワ・・・」って音が聞こえてくる。
そんな中でBBQとかお茶とかしたら、それだけで気持ちいいです。
そして山の上は、夜になると、星がすごくきれい。

都会の生活に疲れてしまった人には、最高のもてなしになります。
こういうコトって、すごい価値ですよね。
そんな価値があるのに、海の近くじゃないからということで諦めてしまう。
それで安売りをしてしまう。

沖縄だから海の近くがいい。
海の近くでなければ価値がない。
これって、自動思考なんです。

そういう自動思考をしてしまって、自分の価値がわからなくなっている。
誰かの言葉、あるいは、誰かの「モノサシ」で測られてしまっている。
自分の「モノサシ」を持てなくなっている。

これはすごく問題です。

バリ島が高級リゾートになったのは自動思考からの逸脱

バリ島は、1970年代ぐらいまで、今みたいな高級リゾートではありませんでした。
70年代は本当に金のない若者が集まる安いホテルばかりのリゾートだった。
海の近くに安いホテルがたくさん建っていて、高級リゾートではありませんでした。

1989年。

あるひとつのホテルがオープンします。
ビーチから遠く離れた山の中。
空港からも1時間はかかる「ウブド」の山の中に、オールスイートのコテージタイプの高級ホテルです。
そこでスパやエステのサービスをしたり、バリの文化を再現したりして、とてもゆったり過ごせるような環境にした。

旅行・ホテル関係者はこぞって
「あ~あ、あんな山奥にホテルなんて建てて、それもたった30室しかない。誰が泊まるんだ? バカじゃないの?」
そう言っていた。
常識から考えると、とってもバカなことだったわけです。
だって、「バリ」=「ビーチ」という図式が常識だったわけですから。
「自動思考」です。
でも、これが世界中にうけるようになった。
世界中からセレブな人たちが集まるようになりました。

立地の悪い不便さは、なかなか泊まれない「選ばれている」というお客さまの自尊心をくすぐりました。
辺鄙な土地というのは、隠れ家的なプライベートと、大自然という貴重な体験を提供してくれます。

今までのバリのイメージである、「安っぽいビーチリゾート」を拭い去ったんです。
本物の、大人のリゾート。
これが、バリを世界的リゾートに育てる、最初の一歩だったんです。
そしてその後、世界的な「アジアン・リゾート」ブームや「ホテル・スパ」ブームを創出していくわけです。

現在の「ウブド村」はガムラン音楽・バリ絵画・バリ民族舞踊などなどの、芸術的、文化的な観光のメッカになっています。

普通に考えると、バリ島だってマリンリゾートです。
それなのに、海じゃなく山の中にこういう価値をつくっていった。
自動思考じゃない価値、誰かの「モノサシ」とは違う価値を発信していくことによって、今、世界中のセレブが集まる高級リゾートになったわけです。
誰かの「モノサシ」で測ることをやめるべきなんです。

あなたの道を、あなたの思うままに進むことです。
人には勝手なことを言わせておけばいいのです。

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藤村 正宏
北海道釧路生まれ。明治大学卒。著書「モノを売るな!体験を売れ!」で提唱したエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)の創始者。経営者、ビジネスリーダー向けに「エクスマ塾」を実施、塾生はすでに1000名を超えている。著書は、海外にも翻訳され30冊以上出版。座右の銘「遊ばざるもの、働くべからず」

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