旧石器時代の笛とバッハの「G線上のアリア」の共通点から見えてくる真理

美しさは普遍的な真理

美しい音楽というのは、普遍的な真理だから、美しいと感じるのかもしれない。
そう思うのです。

先日の大阪のエクスマセミナーを終わり、参加者さんの感想を書いてくれているブログやSNSを見ながら、旧石器時代の遺跡から見つかった我々の先祖が作った笛と、今の音楽との共通点のことをずっと考えている。

スイートボックスのCD

オープニングにかけた曲は、ドイツの音楽ユニット「sweet box」の「Everything’s Gonna Be Alright」という曲でした。
クラシック音楽とヒップホップ、R & Bとを融合させた、超かっこいい曲。
バッハの「G線上のアリア」をサンプリングした曲です。

バッハの「G線上のアリア」というのは、『管弦楽組曲第3番』の第2曲「アリア」を、19世紀ドイツのヴァイオリニスト、アウグスト・ウィルヘルミがピアノ伴奏付きのヴァイオリン独奏のために編曲したもの。
ヴァイオリンの4本ある弦のうち最低音の弦、G線のみで演奏できることから、そう呼ばれるようになったのです。
オーケストラで聞いていも、ヴァイオリンの独奏で聞いても、とてもいい曲です。
300年以上たっているのに、今でも人々を魅了し続ける美しさ。

今まで、たくさんの音楽家、ロック、ポップス、ジャズのアーティストもカヴァーしたり、サンプリングしたり、アレンジしたりしている曲。
非の打ちどころもない「完璧な美しさ」と言ってもいいほど。
どうして人は、「G線上のアリア」を美しいと感じるのだろう。

古代の楽器は音楽理論に沿っている

旧石器時代から、人間は楽器を作っていました。
マンモスの骨から、ワシの骨から、白鳥の骨から作ったフルートが遺跡から出ています。
紀元前33000年頃の骨笛の写真を見てみると、指で押さえ、音階や和音も出せるようになっている。

3万5千年前のドイツの遺跡から見つかった笛

人間は、100000年以上前から楽器を作っていたと言う研究者もいる。
たまたま遺跡から出た骨は骨だから残っていたのであり動物の皮で作った太鼓や植物のアシで作った笛などは、化石にもならずに消滅している。
ドイツの遺跡から発掘された3万5千年前のワシの骨から作られた笛は、音を出せるほど無傷のものもあり、そこに空けられた指穴は、現在の音楽理論の、完全四度、完全五度といわれている音程を出す間隔になっていたそうです。

これは、現代のSpotifyで配信される、ほとんどのポピュラー音楽のハーモニーの主要素になっている。
さらには、世界中の音楽体系の中でも、最も多く聞かれる音程でもある。

旧石器時代に生活していたボクたちの祖先は、音楽理論も、音が空気を震わせる波形だということも、倍音の概念も、オクターブも知らずに、耳に鮮明な印象を与える協和音をつくる笛を発明していたのです。

人は原始的な脳で音を感じているのでしょう、きっと。
和音や音階やリズムは、実は人間の心の深くにある、本能的なものに訴えかけている。
そしてそれを美しいと感じたり、心地よいと感じたり、歓喜したり、高揚したりする。

バッハの「G線上のアリア」を美しいと感じるのは、理屈ではなく、ボクたちの原始的な脳によって感じているからなんだ。
雄大な夕焼けや、野辺の花を美しいと感じることと同じように。

普遍的な真理なのです。

普遍的なものは時代を超えて残り、その時の流れだけ見ているものは、時代の渦に飲み込まれて消えていく。
あなたはビジネスを通して、世の中に、何を残しますか?

そんなことを考えていると、どうして人間は生きていくためには一見必要のない芸術というものを生み出したのか。
芸術とは何か、などなど考えてしまい、思考と妄想の深みに入っていってしまうのです。

スイートボックス「Everything’s Gonna Be Alright」のオフィシャルPVです。

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藤村 正宏
北海道釧路生まれ。明治大学卒。著書「モノを売るな!体験を売れ!」で提唱したエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)の創始者。経営者、ビジネスリーダー向けに「エクスマ塾」を実施、塾生はすでに1000名を超えている。著書は、海外にも翻訳され30冊以上出版。座右の銘「遊ばざるもの、働くべからず」

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