「売ること」って疲れることもある|もう“買ってください”は、逆効果かも
テレビを観ていて、CMが始まると、つい冷蔵庫に行ってお茶を入れたり、トイレに立ったり。YouTubeで好きな動画を見ようとしたら、いきなり現れる「スキップできない広告」に、少しムッとしたり。ああいうときって、たいてい広告の内容なんて見てないし、むしろ「この会社、なんかイヤだな」って、逆にイメージ悪くなったりする。そんなこと経験したことありますよね。「伝えるために、がんばっている」つもりの広告が、実は、知らず知らずのうちに、人を遠ざけてしまっている。そんな時代になってきました。売り込みが“ノイズ”になる時代かつてのマーケティングは、「いかに注目されるか」がテーマでした。・どうすれば振り向いてもらえるか・どうすれば話題になるか・どうすれば「いいね!」されるかでも、いまは違います。人は毎日、膨大な情報のシャワーを浴びていて、もう十分すぎるくらい「注目され疲れている」。企業が「もっと伝えなきゃ」と思えば思うほど、お客さんは、ちょっとずつ、静かに、離れていっている。「しつこいな、この会社」って思われたら終わり。
2025.05.27
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