エクスマ思考 【観光大学】世界初の団体旅行はどんな旅行だったのか? 始まりはわずか19キロの旅。
誰も旅に出なかった時代。立ちはだかる「3つの壁」いまの僕たちは、スマートフォンを数回タップするだけで、交通機関の時間を調べ、ホテルを予約し、現地の美味しいお店を見つけることができます。しかし、180年前のイギリスではどうだったでしょうか。当時、一般の労働者にとって、生まれた街から外に出ることは「未知の恐怖」であり、不可能に近いことでした。そこには、大きな3つの壁があったからです。・情報の壁:目的地の情報はおろか、列車の時刻表や運賃を調べる術が個人にはほとんどない。・費用の壁:鉄道は登場したばかりの最新テクノロジー。個人で切符を買うには高価すぎた。・手間の壁:どこで切符を買い、現地で何を食べて、どう過ごせばいいのか、すべてが手探り。つまり、当時の人々にとって旅とは、「行きたいけれど、どうすればいいか分からないし、お金もない」という、極めてハードルの高いものだったのです。