遊びのないマーケティングは 死んだマーケティングだ!

人は「楽しい」に惹かれる

人はやっぱり、「楽しいこと」に弱い。
美味しいごはんも、きれいな景色も、心が動くのは“楽しさ”に触れた瞬間。

でも、いつのまにかビジネスの世界からは「遊び」が抜け落ちてしまった気がする。

「ながおか屋」のすごろく現在はやっていません>

数字や効率や正しさばかりが幅をきかせて、「面白がる」余白がなくなってしまったマーケティングだって同じです。
遊びのないマーケティングは、死んだマーケティング。
人は「正しいこと」より、「楽しいこと」に動かされるのだから。

遊びを取り戻すヒント

じゃあ、どうやって“遊び”をビジネスに取り戻せばいいんだろう?
むずかしい理論はいりません。
実は「遊び」には、ちゃんと種類や仕組みがあるんです。

フランスの思想家、ロジェ・カイヨワ。
彼は遊びを4つのパターンに分けてくれました。
これがけっこう、ビジネスのヒントになるんです。

1. 競争(アゴン)

スポーツやゲームのように「勝ちたい!」という気持ちが原動力になる遊び。
ポイントカードを貯めてランクアップ、SNSで「いいね!」数を競う──これ、ぜんぶ競争の楽しさです。

2. 偶然(アレア)

くじ引きや宝くじのように「当たるかな?」とドキドキする遊び。
商店街のガラポン抽選会もそうだし、ネット通販で“おまけがランダム”なんて仕掛けも同じ。

3. 模倣(ミミクリ)

まねをする遊び。演劇やコスプレ、ままごとだってそう。
広告の世界では「映画のパロディ」や「流行のもじり」もこのジャンルです。

4. めまい(イリンクス)

ブランコやジェットコースターのように、感覚をゆさぶられる遊び。
最近なら、VR体験や、レストランでのプロジェクションマッピング演出なんかがこれ。

遊びを組み込んだリアルな事例

ここで、実際に僕が企画した「遊び心の仕掛け」を紹介します。
抽象的な理論が、具体的にどう形になるのかイメージしやすいはずです。

  • 飲食店で「すごろく」
     これは、僕の塾生さんが、実際にやった事例です。<詳細はここ>
     お店にオリジナルのすごろくを置いて、来店ごとにサイコロを振ってもらいます。
     止まったマスに「ドリンク1杯サービス」や「お通しおかわり」などの特典を用意。
     毎回来るたびに違う楽しみがあるから、「また次も来てみようかな」と自然に思わせる。
     これはまさに 競争(次のマスに進む楽しさ)と 偶然(どこに止まるかのワクワク)の融合です。

  • 中華料理店で「フォーチュン・クッキー」
     僕が以前、都内のある一流ホテルの中華レストランでやった事例です。
     会計時にフォーチュン・クッキーをプレゼント。中には全て“大吉”のおみくじ。

     「大丈夫!心配事の98%は取り越し苦労だから!」
     「あなたの笑顔は誰かの勇気になっています」

     そんな前向きな言葉を受け取ったお客さまは、食事の余韻と一緒に“元気”を持ち帰ります。
     これは 偶然(どの言葉が出るかはランダム)と 模倣(おみくじ文化の遊び心)の組み合わせです。
     フォーチュン・クッキーはここを見てね。

G. Edward Johnson

こうした工夫は、決して大掛かりな投資が必要なものではありません。
小さな仕掛けでも、人の心は大きく動くんです。

遊び心は未来の競争力

AIやSNSの発展によって、遊び心はさらに広がっていきます。
AIが「あなた専用の遊び」を提案し、SNSでみんなが共創し、AR/VRで現実が拡張される──。

その未来では、「遊び心のある会社」と「遊び心を失った会社」の差はますます大きくなる。

遊びを忘れないこと。
それが、これからのビジネスにとって最大の武器になるのです。

遊び心が生む柔軟な発想が、ビジネスの未来を切り開いていくのです。

「遊びのような仕事。仕事のような遊び。」

これを実践していくことが、激動の時代を楽しみながら乗り越え、成功する秘訣です。

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今日のまとめ

遊び心は「余計なこと」ではありません。
遊び心は、人の心を動かす“エンジン”です。

数字や効率はAIが真似できても、
「楽しいね」と笑い合う体験は、人間にしかつくれない。

だから、僕はこう思います。

遊びを忘れたビジネスは、色を失う。
遊びを取り戻したビジネスは、人を惹きつけ続ける。

あなたのビジネスに、次はどんな“遊び”を仕掛けますか?

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北海道釧路生まれ。明治大学卒。著書「モノを売るな!体験を売れ!」で提唱したエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)の創始者。経営者、ビジネスリーダー向けに「エクスマ塾」を実施、塾生はすでに1000名を超えている。著書は、海外にも翻訳され30冊以上出版。座右の銘「遊ばざるもの、働くべからず」
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