人と比べるほど 落ち込むことが増えます

画像はイメージです

比べることが常識の社会だった

僕たちは、子供の頃から、身長や平均点などで、人と比べることが日常的でした。
だからどうしても、人と比べる癖がついている。
周りを気にする習性がある。
それはしょうがないことです。

人と比べると、落ち込むことが増えていくのが普通です。
だって、完璧な人間なんていないから。

特にSNSを日常的に使っていると、そういうことが多い。
友人や知人の投稿を見て、落ち込むってこと。

「毎日華やかなセレブのような生活をして・・・」
「あんなにいい仕事をして活躍している・・・」
「素敵な恋人と旅行に行ってる・・・」

人の身なり持ち物、住宅などを見て、ステキだなあとか、自分は無理とか、感じることもあるかもしれない。
他人と比べてしまって、もやもやしてしまう。
心が、ざわざわする。
そして自信を喪失する。

でも、表面的に見えていることは虚しいものです。
どれほどの役職や肩書があっても、絶世の美人でも、姿かたちは時とともに変化し、永遠を保障するものではありません。

個性的でいいんだと気づいた新入社員時代

僕も若い頃に、ずいぶん人と比べて落ち込んでいました。
マネキン人形のメーカーのデザイン室にいたのですが、周りはすごい人たちばかりだった。
デザインの専門的な勉強をして、競争率の高い狭き門を突破してきた人たちですから。
ものすごく絵が上手い。
とてもセンスがいい。
ファッションもめっちゃおしゃれ。

僕といえば、明治大学の文学部出身で、デザインや美術の勉強はしたことがない。
スケッチもまともに描けない。
ファッションはダサい。
ショーウィンドーのこともわからない。
百貨店、流通業の勉強もしたことない。

比べれば比べるほど、劣等感に苛まれる。
自信をなくして、やる気もなくなるわけですよ。
入社した時には、本当にこの会社に必要とされているんだろうか、やっていけるんだろうか、そう思った。

でもね、1~2週間した頃に、ふと気づいたんです。
同僚や先輩と比べていたら、いつまでたっても劣等感に支配される。
比べないで、自分の得意なことで貢献しよう。
すごいな、23歳くらいでそう思ったって自分でも感心する(笑)。

自分の得意な分野を発揮したらいい。
そして僕は何ができるだろうと考えた。
最初に思い浮かぶのは大学の4年間やっていた演劇。

演劇の要素をデザインに取り入れればいいんだ。
ショーウィンドウのデザインに、音楽、照明、映画、文学、最新テクノロジーなどを取り入れたプランを次々と計画していった。

例えば東京の某有名百貨店のメインショーウィンドウに、スピーカーをつけて、音楽を流したり、照明を自動的に調光するシステムを入れたり、五感に訴えるというコンセプトでデザインをしていった。
40年くらい前、そんなことをやっているデザイナーはどこにもいなかった。
時代も良かった。
そんなことを求められていたからね。
それですぐに、社内でも一目置かれる存在になったのです。

人と違うというのは「価値」です

一人一人が違った個性を持っています。

見た目や環境や社会的な立場など、表面的な部分に目を向けるよりも、内面を見つめ心を磨きあげることが大切です。
自分の持てる力を、今の環境の中で発揮していくこと。
そして現状に満足して感謝すること。

難しいとは思うけど、そういう思考がクセになるまで意識する。
そのうち習慣になります。
そうすると人と比べることがなくなり、落ち込むことがなくなる。
そうすると、生きがいのあふれる、心から楽しい人生になるのです。

あなたはかけがえのない人です。
今の時間を、気持ちよく磨いていきましょう。
あなたを必要としている人が、必ずいるのです。

The following two tabs change content below.
アバター画像
北海道釧路生まれ。明治大学卒。著書「モノを売るな!体験を売れ!」で提唱したエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)の創始者。経営者、ビジネスリーダー向けに「エクスマ塾」を実施、塾生はすでに1000名を超えている。著書は、海外にも翻訳され30冊以上出版。座右の銘「遊ばざるもの、働くべからず」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆

現在募集中のセミナーや講座

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

・2024エクスマ塾107期-109期募集中

AIの台頭、不安な社会、ますます世の中は予測不能な変化を迎えるでしょう。
エクスマを学んでいると、どんな時代になっても怖くない。
SNSビジネス活用 販促の基本 そして仲間。
あなたもエクスマ塾生になりましょう!
迷っているのはやりたい証拠!

今すぐ! ここから詳細を見てくださいね。

 

・塾生限定「エクスマ学院」募集中

これから「超・個人の時代」になっていく。
あなたの「好きなこと」「得意なこと」を仕事に生かして、世の中や人々に貢献する時代。
それは「自分らしさ」で競争から抜け出すと言うこと。
完全なる「独自化」です。
そのために、教養やリベラルアーツを学ぶことです。
そうでなきゃ、AIに仕事を取って代わられるか、人々から選んでもらえなくなる。
今こそ教養を楽しんで学ぼう!

美術、音楽、歴史、AI、文学、哲学、宗教など、幅広い興味を持つための講座です。
5/21、6/18、7/23
9/17、10/22、11/19
毎回火曜日 13時から1730
【ここから詳細を見てください】

・4/23(火)エクスマ塾生限定セミナー「エレメントE」

映画をテーマに毎月やっているリアルセミナー
4月は「真実? 偏見?」
一度思い込むと、それが真実だと思い込んでしまうことがある。
そうすると、思考や視点が狭くなっているのかもしれない。
今回メインで紹介する映画は、そんなことを考えさせる名作です。
難しそうだけど、とても面白いエンターテインメント。
ここから詳細をみてね。

【4/23(火)映画セミナーブログ】

・劇団 藤村組 旗揚げ公演「東京月光奇譚」

【日時】4月10日11日 19時から21時
【場所】上野不忍「BUZZCHIKA(バズチカ)」
東京上野のアートスペースで公演します。
このブログで詳細を!

・藤村正宏のメルマガ

「エクスマ マガジン」<無料>です。

【藤村正宏のメルマガの登録はこちらから】


・講演依頼

オンラインでもリアルでも講演の依頼は大歓迎です。
社内研修、業界団体、勉強会、なんでも気軽に依頼してくださいね。 

【講演依頼はここから】

・エクスマショップ

僕がデザインしたエクスマオリジナルアイテム、Tシャツやパーカーなどを売っています。ここだけでしか買えません。一度見に来てね。

【エクスマショップ】

エクスマ思考今を読む
藤村 正宏をフォローする
タイトルとURLをコピーしました