遊び心が仕事を変える! 今求められているのは「正解のない問いを立てる力」

まじめに働くほど つまらなくなる?

写真をゴッホのタッチで絵にしてみた

まじめに働いているのに、なぜか心がすり減っていく。
そんな人が増えているように思える。

仕事も頑張っている。
周りからの評価も悪くない。
それなのに──
「なんのために働いているんだろう?」
そんな気持ちになる瞬間、ある人が多いと聞く。

ぼくはこの30年、たくさんの経営者やスタッフと関わってきました。
どの業界でも、共通するのはこれです。

「がんばっているのに、楽しそうじゃない。」

努力はしている。
でも、どこか“義務”になっている。

その原因は、「遊び心」を忘れてしまったからだと思うのです。

「遊び」とは、ふざけることではない

「遊び心」と聞くと、“ふざける”とか“怠ける”といった印象を持つ人がいます。
でも、それはまったく違います。

ぼくが言う“遊び”とは、「心に余白(ゆとり)を持つこと」です。

車のハンドルにも「遊び」がありますよね。
もし遊びがゼロなら、少しのブレで事故になります。

仕事も同じ。
余白がない働き方は、すぐに壊れる。
効率だけを追いかけていると、想像力がどんどん枯れていくんです。

遊びがないと 人は“創造”できない

ある塾生の経営者がこんなことを言っていました。

「昔は、朝から晩まで働いていた。でも、子どもと川で遊んでいた時のほうが、仕事のアイデアが浮かぶんですよね〜。」

それを聞いたとき、ぼくは真理だと思った。
本当にそうなんです。

「成果を出そう」と力んでいるときよりも、「なんとなく面白いな」と感じているときのほうが、人の頭は柔らかくなり、アイデアは自然に生まれる。

なぜなら“遊び”の時間こそ、心が解放されているから。
集中とリラックスが同時に起きている。

それが「遊び心」の正体です。

「正解」を探すほど心は硬くなる

日本の教育や企業文化は、「正解を出すこと」に重きを置いてきました。
でも、AIの時代において“正解を出す力”はもう人間の特権ではありません。

むしろ今求められているのは、
「正解のない問いを立てる力」です。

たとえば、
「どうしたらお客さまがもっと笑顔になるか?」
「どうしたら地域の人が誇りを持てるか?」

それは、教科書にもマニュアルにも載っていない。

だから、
まじめに考えすぎる人よりも、遊び心を持って試す人が未来をつくる。

「無駄」を許す勇気が、仕事を変える

遊び心は、「ムダを許す勇気」でもあります。
結果につながるかどうかわからないことを、「でも、なんかやってみたい」と思えるか。

それが創造のはじまりです。

SNSに投稿しても、すぐに反応はないかもしれない。
イベントを企画しても、集客は少ないかもしれない。
でも、その“ムダな試み”の中にしか、新しい発見は生まれません。

仕事の成功って、「最初から狙ってできたこと」ではなくて、たいていは、“遊びの延長”から始まっている。
そう思うんです。

遊び心は「生きる姿勢」

子どもの頃、道端の石ころを積むだけで笑えた。
ただ雪を踏む音が楽しかった。
あの「面白がる力」。
それが、ぼくらが忘れてはいけない“人間らしさ”です。
AIにも、ロボットにも、経営理論にもできないこと。
それは、世界を“面白がる”ことです。
ぼくらは、成果を出すために生まれてきたんじゃない。
感じ、驚き、笑い、表現するために生まれてきた。

AIの活用も「遊び」から

「仕事でAIを活用しなきゃ」って思っていると、なんとなくやらされ感でAIと向き合ってしまう。
それじゃ、本当の意味でのAI活用はできません。
「遊び心」からスタートしなきゃ、活用はできないんです。
インターネットが登場した時もそうだったし、SNSが出てきた時もそうでした。
僕はいつも「遊び」の延長で使い倒した。
それがビジネス活用につながっていった。

だからまず、AIを遊ぶこと。

面白がって、SNSの投稿を作ってみる。
自分が撮った写真をゴッホのタッチの絵にしてみる。
ありえないシチュエーションの動画を作ってみる。(女神の彫刻が笑顔で動くとかね)
自分の歌詞で、自分のテーマ曲を作ってみる。
セクシーな女性の画像を作ってみる。(女性の方すみません・・・男のサガ)

AIとの関係が友達みたいになり、あなたの創造力を豊かにしていく。
そうすると、豊かにビジネス活用もできるようになります。

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遊び心を取り戻すために 今日からできること

ひとつだけ、簡単な実践を提案します。
今日1日の中で、「効率を考えずにやってみたこと」を1つ見つけてみましょう。

・遠回りして帰る
・寄り道してコーヒーを飲む
・誰かに「最近どう?」とだけメッセージを送る

それが“遊び心”の第一歩です。
まじめさが悪いわけじゃない。でも、まじめすぎると、世界がモノクロになる。
遊び心を取り戻すと、同じ仕事が急にカラフルに見えてくる。

効率より、余白を。
正解より、面白がりを。

そういう人が増えたら、社会はきっともっと温かくなる。

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北海道釧路生まれ。明治大学卒。著書「モノを売るな!体験を売れ!」で提唱したエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)の創始者。経営者、ビジネスリーダー向けに「エクスマ塾」を実施、塾生はすでに1000名を超えている。著書は、海外にも翻訳され30冊以上出版。座右の銘「遊ばざるもの、働くべからず」
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あなたの中に眠っている遊び心を引き出してくれる、新しい友達のような存在です。

たとえば・・・
文章が苦手な人が、AIと一緒に小説を書く。
絵が描けない人が、頭の中の風景を絵にしてみる。
旅の記憶を語るだけで、動画になる。
そんなふうにAIは、あなたの想像力を広げてくれます。

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