ソーシャルメディアのクチコミと、チャンスがたくさんある時代に行動することについて

クチコミはマーケティング的に言えば「強烈」なこと

温泉でのお正月3日目です。
温泉って朝ご飯、早いですよね。
なんか年末から早起きしています。
ずっと普段食べない朝食も食べています。
いつもとリズムがちがうから、なんかちょっと、ちがう…
今日東京に帰りますけど、けっこうUターンラッシュだよなと思っています。

というわけで、今日のブログです。

朝ご飯の干物 伊豆は干物が美味しい

朝ご飯の干物
伊豆は干物が美味しい

人の悪口や陰口、噂話はしないように心がけることが大切だと思うんです。
何もいいことではありません。
でも、満たされない人々は人の悪口、陰口、噂話が大好きです。
それが自分の運を傷つけ、より運が悪くなることも知らずに。

そう思っていても、ボクたちは、時々他人の悪口や陰口を言いたくなります。
そのほうが面白いし盛り上がったりする。
ボクたちはみんな、その瞬間瞬間で満たされていない状況や満たされている状況がありますからしょうがないことなのかもしれない。
必ずといっていいほど、その場にいない共通の知り合いの話しになることが多くないですか?

ある研究によると、人間の会話の70%が、人間関係や個人的な体験談を語ることに費やされているそうです。
そして、人間関係に関する会話の半分が、その場にいない人の話題。
他人がどのように考えて、どのように行動するのかを知ることで、人々の行動も影響を受ける。
だとしたら、そこに現代のマーケティングのヒントがあります。
まさにクチコミの原理かもしれません。
クチコミって、マーケティングの中でも強烈な影響があります。
誰かのクチコミで商品が爆発的に売れるとか、店が流行るとか、そんなことってよくあります。
また、信頼している友人や知人のおススメの商品を買ったり、そのことに詳しい人にアドバイスをしてもらったりする。
みんな多かれ少なかれ、そういう行動を意識せずにやっている。
クチコミでのブランドや商品の情報は価値を伝えやすいってこと。

そして、その「クチコミ」はソーシャルメディアの普及で発生しやすくなっている。
そして、広がりのスピードも劇的に速くなっている。
ソーシャルメディアってすごいなって思う。

人間の群れは153人

ボクたちはFacebookなどのSNSでどれだけの人につながることができるのでしょう。

霊長類の群れの数のことを読んだことがあります。
テナガザル15頭、ゴリラ35頭、チンパンジー65頭。
霊長類の群れの数は、脳に占める大脳新皮質の割合によって決まってくるんです。
その数より多くなると、群れの中で争いが起きたり、統制がとれなくなる。
自然界ではほとんどこの数で決まっている。

我々人間は、153頭が適性だと生物学者が言っている。

考えてみたら、153人って顔と名前が一致する限界だと言われる人数。
ローマ帝国の一分隊は150名だったそうだ。
学校でも企業でも、150人ぐらいまではルールなどもつくらなくてもなんとなく全体がうまく回っていくサイズ。
それ以上人が増えたりすると、そこにルールをつくらなければならなくなる。
町も、150名くらいまでは秩序を保てるけど、それ以上になると、犯罪を防止したり取り締まりをするための警察官みたいな人が必要になってくる。

Facebookでも実際のところ関係性を深めることができるのは153名くらいという研究もあります。

「なんだよFacebookを使ってモノを売るのにたった153人にしか買ってもらえないなんて困るよ」と言うかもしれない。

では、153人が大きいのか、小さいのか?
大きい数だと思う。
だって掛け算だから。
例えばクチコミで153人に伝えるとする。
あなたの商品や店のことを、153人が153人に伝えて、その153人がまた153人に伝えると・・・
153×153×153=3,581,577人に伝わる。

近くにいる153人をものすごく大切にして、そこにちゃんと情報を発信していくことが大事だってことです。
というか、クチコミがこういう感じになっていく可能性があるということ。
大切なことなので、もう一度言いますよ。
153×153×153=3,581,577人に伝わる。
これはすごいことですよね。
350万人!
とってもエキサイティングなことです。

莫大なお金をかけてTV-CMしたりチラシを撒いて350万人に伝えるのと、Facebookの153人に伝えて350万人にいきわたるのと、どっちが効果あるか。
それはFacebookを使いまくっている人だったら、よくわかりますよね。
見ず知らずの人350万人に伝えるのと、関係性のある人350万人に伝えるのは、後者のほうがいいに決まっています。
おまけにコストがほぼゼロに近いんですから。

ものを考える人間にとっては面白い時代

変化が起きている時っていうのは、最もエキサイティングな時代とも言える。
今はそういう時代だと思うんです。
ものを考える人には、こんな面白く楽しい時代っていうのは、なかなか巡り会えません。
こんな時代にビジネスができるボクたちっていうのは、なんてラッキーなんでしょうね。
ボクもあなたも、マジにツイているって感じ。
神様に感謝しなきゃ。
いや本当に、すごいチャンスの時代です。

こう思ってみてください。
「やれるかどうかは、やってみなければわからない」
「どんなにすごいことも、まず、すごいことをやろうと思わなければできない
これって真理だと思いませんか。

だからあなたにも、新しい視点をもってもらいたい。
新しい時代なんだから、新しい視点で考え、そして実行してもらいたい。
何かやってみなければ、変わらないんだから。

以前、新渡戸稲造の「武士道」を読んでいて、とても気に入ったフレーズがあった。
「武士にとっての知識というのは、行動することだ」
というようなコトバ。

さあ、ともかくやってみようよ。
ダメだったら変えればいいんだから。

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北海道釧路生まれ。明治大学卒。著書「モノを売るな!体験を売れ!」で提唱したエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)の創始者。経営者、ビジネスリーダー向けに「エクスマ塾」を実施、塾生はすでに1000名を超えている。著書は、海外にも翻訳され30冊以上出版。座右の銘「遊ばざるもの、働くべからず」
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