ただの出来事を「情報」に変える意図を持つ

ひとりごとじゃなく読んでいる人を意識する

「羽田空港の第二ターミナルから第一ターミナルに徒歩で移動中」
というツイートと、
「羽田空港の第二ターミナルから第一ターミナルに徒歩で移動中。ボクの足だと普通に歩いて約4分かかりました」
というツイート。

どちらが価値のある発信だと感じますでしょうか?
多くの人は、ふたつめの方が価値があると思いますよね。
このツイートの大きな違いは何か?
前者は「自分のひとりごと」後者は「誰かのために役立つ」ってことです。

「あなたが言いたいことではなく、お客さまが知りたいことを発信する」

そういう意図を持つこともSNSでの発信には大切なことなんです。

Facebookを見ていると、昼頃には、料理の写真がタイムラインを埋め尽くすことがあります。
あるいは、週末や長い休みの期間になると、旅行に行っている人の楽しんでいる写真がたくさん出てきます。
他人の楽しんでいる写真を見て、「いいな~」とか「うらやましい」とか「何自慢してるんだよ」とか、思った経験ってあると思います。
ボクもすごく忙しい時に、友達の遊んでいる投稿をみて、いいな~って思うことがあります。
けっこうFacebookなんかは、そういうリアルが充実している(「リア充」ってやつね)ことを発信する人が多い。
本人は自慢しているつもりはなくても、自慢げに伝わることがあります。
そう思われたら嫌ですよね。

自分にとっては重要な記録にかもしれませんが、Facebookはお友達もたくさん見ているわけです。
見ている人にとって、それが面白いかどうかということを考えることも必要だと思う。
ランチに何を食べたかをあげてもいいんです。
でも毎日毎日、同じ店のカレーの画像ばかりだったら、お友達も飽きて、見なくなるかもしれません。

「SNSでの発信は、誰かに価値のある情報にする」という意図をもつことを意識してみる。
毎回は難しいかもしれないから、3回に1度くらいは意識的にそういう発信をしてみる。
それで、あなたの発信は格段と価値のあるものになります。

数字を入れると情報に変わる

冒頭のツイートだと、ANAが使用している第二ターミナルからJALが発着する第一ターミナルに徒歩で移動するときは地下の通路を使うわけです。
そんなとき、自分だったらどういう情報があればいいか。
そう考えたわけです。
ボクにとって一番気になるのは、どれくらい時間がかかるかということです。
だからそういうツイートをしたわけです。
具体的な数字を使うと、普通のツイートが情報に変わります。

昼ごはんの投稿も、料理の写真だけでなくその店がどこにあるのかをチェックインしてお知らせし、どういうお店で何がおすすめなのか、そういうことを書くと価値が高まります。
「今どき珍しい、全席喫煙できるレストランです」なんていう情報は、タバコ好きの友達にはとってもいい情報です。

飲食店で喫煙できるという情報は貴重な情報になった(笑)

飲食店で喫煙可という情報は貴重な情報

観光地の情報も、そこまでどういう交通機関を使っていったらいいのか。
どういうところがみどころなのか。
そういうことを意図してみると、いい発信になると思う。
「阿寒湖はマリモで有名。観光汽船に乗ってマリモを見にいきましょう」
「阿寒湖は釧路空港からも女満別空港からもほぼ同じ距離です。レンタカーが便利。空港から1時間くらいです」

読んでいて、面白い、役立つな、重要だな、と思ったブログとかがあったら、自分の感想や所感のコメントをつけてそれをリンクして紹介する。
これだけでも、価値のある投稿になります。
それはあなたが興味をもったってことは、誰かにも興味ある情報だからです。

TwitterやFacebookではあなたが自慢しているという意識がなくても、「自慢しているな~」って思われることがあります。
だから「誰かに役立つ情報に変えること」を、時々意図してみましょう。
反応にちがいが出てくるかもしれません。

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藤村 正宏
北海道釧路生まれ。明治大学卒。著書「モノを売るな!体験を売れ!」で提唱したエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)の創始者。経営者、ビジネスリーダー向けに「エクスマ塾」を実施、塾生はすでに1000名を超えている。著書は、海外にも翻訳され30冊以上出版。座右の銘「遊ばざるもの、働くべからず」

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