マスマーケティングが通用しない時代、つながりの中で発想してみよう

マーケティング4P理論は効果があるのか

マーケティングの4Pの考え方は、もう通用しなくなっている。
なぜなら、その考え方は50年くらい前のマーケティングの考え方だから。

4P-製品(product)価格(price)場(place)広告・販促(promotion)

この理論が提唱されたのは、1960年代。
マス(大衆)という概念がつくられた頃の話です。
いい製品を作って売れば、どんどん売れた時代。
それこそTV-CMで、大量に商品情報を流していた時代。
マスマーケティングの基本みたいなものです。

もちろん、今でもその理論が、まったく効果がないわけではありません。
今でもそれを信じて実施している大企業は、たくさんあります。
でもね、確実に前にくらべれば、費用対効果が良くないということ。

プロモーションで考えたみたら、TV-CMや新聞・雑誌広告より、SNSでの告知や拡散のほうが費用対効果がいい。
不特定多数に、大量の情報を流していたら商品を買ってくれた時代ではないということ。
特定少数に、ピンポイントの情報を伝える時代なのです。

アオリイカの秘密が知りたい人はどこにいる?

こんなFacebook広告

こんなFacebook広告

たとえば、あなたが「アオリイカの秘密にせまる」という本を作っている出版社だとします。
アオリイカの秘密を知りたり人って、日本にどれくらいのパーセンテージが存在するか。
また、その人たちはどこにいるのか。

あなたはアオリイカの秘密知りたりですか?
ボクはあまり知りたくもないけど、知りたい人ってけっこういるんです。
それは釣りをする人。
アオリイカ釣りはけっこう人気なんだそうです。

ということは、釣りを趣味にしている人がどこにいるのか。
どんなメディアに触れて、どんなところから情報を得ているのか。
そういうことを知らなければ、無駄な広告や販促をやることになる。
だからその本を買いそうな、釣りを趣味にしている人が読みそうな雑誌に広告を出したりしたんですね、以前は。

でも、今はFacebook広告を出稿すると、プロフィールに「釣り」と買いてある人はカンタンに選べます。
その人たちだけに、「アオリイカの秘密にせまる」の広告を表示させることが可能です。
おまけにかなり安価に。

月刊の釣り専門誌に広告を出すと、たとえば40万円くらいかかるかもしれません。
でもFacebook広告だと、1日500円に設定して、トータル30,000円まで。
とかできるわけです。

これは実際に、出版社の専務をやっているボクのお弟子さんがやった事例です。
【成山堂書店のウェブサイト】ここの専務、小川さん(コードネーム:やんやん)が実施した》

通常の本だと雑誌に40万円くらいコストをかけて広告を出稿していましたが、Facebook広告だけにしたところ、雑誌広告の10倍くらい反応があった。
おまけにコストが10分の1以下で。

「絞られたターゲットにピンポイントのメッセージ」が一番効果がある

マーケティングの4P理論で考えることを否定はしませんが、もうあまり力がなくなってきていると思う。
エネルギーとお金がかかり過ぎ。
もっとカンタンにお金のかからない方法があるのです。
時代が変わったのですから、50年前の手法にこだわる必要はない。

しっかりとお客さまの顔を見て(customer)、交流して(communication)、コミュニティ発想し(Community)、創造性(creative)を大切にしていくことです。
これがとっても大切な時代になったんだと思うのです。

ん? これは・・・エクスマの4C・・・って?(笑)

つながりの中で発想すること。
これがこれからのビジネスの成功法則です。

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藤村 正宏
北海道釧路生まれ。明治大学卒。著書「モノを売るな!体験を売れ!」で提唱したエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)の創始者。経営者、ビジネスリーダー向けに「エクスマ塾」を実施、塾生はすでに1000名を超えている。著書は、海外にも翻訳され30冊以上出版。座右の銘「遊ばざるもの、働くべからず」

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