マクドナルド復活の鍵はファンを大切にすること

なぜマクドナルドは復活出来ないのか?

なぜマクドナルドは復活出来ないのか?
という記事がYahoo!ニュースで流れてきました。
中嶋よしふみさんという方が書いた記事です。

McDonald's・Tokyo,_Japan_01
ボクの本のことも紹介してくれていて、マクドナルドは何を売っているのかがどんどん世の中の人に伝わらなくなってしまっている、という旨のことが書いてありました。
他にもさまざまな角度から、他の飲食チェーンの事例から、マクドナルドの現状の苦境と、今後どうしたら復活できるのか、そういうことが書いてある。
とっても面白い記事なのでぜひ、興味のある方は一読してみてください。

ハンバーガーという商品を売っているわけではない

マクドナルドはいまだに、ハンバーガーという「モノ」を売る発想から、抜け出せない。
時代に遅れた売り方をしているということ。
1960年代〜70年代にかけての、マーケティングの手法をまだ信じてやっている。
新しいモノを作って、コマーシャルをしたら、飛ぶように売れた時代の手法です。
当時は、新しい商品を世の中に発表したら、あまり苦労しなくても売れた時代です。
モノが今よりなかった時代だし、情報もわずかしか流通していなかった。
大量生産、大量消費の時代だった。

でもここ数年で、環境は劇的に変わったのです。
それでも相変わらず、今まで通りにモノ売りをしていた。
マクドナルドの蹉跌の大きな要因はここにある。

モノではなく体験を売る視点を忘れてしまったら、スペック競争、価格競争、立地競争に巻き込まれ、不毛な商売になってしまうのです。
選んでもらえる強烈な理由がなければ、売れない時代になったのですから。

昔はハンバーガーといえばマクドナルドでした。
うちの娘も小さな頃は大好きだった。
でも今は、コンビニだってめっちゃ美味しいものであふれている。
生活者は選択肢がものすごく多くなっているわけです。
マクドナルドはさまざまな不祥事をやらなくても、選ばれるのがたいへんになっているのです。

どこで買うかから、誰から買うかの時代

そんな時代に店が繁盛するためには、いかにファンと「つながる」かが大事になってくるのです。
チェーン店といえども、個々の個性をだし、各お店のファンをつくって、つながっていく。
こういう視点を持つことが大切だということ。
大手チェーンという安心感、さらにそれに個性のある地域の店という要素。
安心感と、人と人とのつながりで、店を選んでもらえるようになる。

ボクのクライアント「カメラのキタムラ」は、全国1000店舗以上の展開をしているカメラ専門チェーン店です。
ロゴや店の作り方、商品サービスは、全国一律でチェーン店のメリットをたくさん出している。
ネットで注文した商品をどこの店で受け取るかとか、全国の店のネットワークで、手に入りにくいヴィンテージのカメラを探してくれるとか、全国規模だからこそできることを、しっかりと構築しています。
でも、地域のお客さまやファンとのつながりもつくりだしている。
各店の店長のブログがあります。
店長さんたちは、そのブログで地域の人に情報を発信している。
もちろんおなじみさんとの「つながり」も大切にしている。
顔の見えるファンを大切にしている。
「松岡店長だから、信頼して買う」という関係性をつくり出しているのです。

世の中は変わりました。
だからボクたちも変わらなきゃ。
今まで信じていたことを捨てるのは、なかなかできないかもしれません。
でも、少しずつでも、変化していかなければ、淘汰されてしまうのです。

マクドナルドだって、たくさんのファンがいるはずです。
そういうファンを大切にして、なんとかがんばって、復活してもらいたいものです。

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藤村 正宏
1958年、北海道釧路生まれ。著書「モノを売るな!体験を売れ!」で提唱したエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)の創始者。集客施設や企業のコンサルティングを行っている。コストをあまりかけない、誰でもカンタンにできる手法で、圧倒的な成果をあげている。 執筆活動、講演活動もする。現在フリーパレット集客施設研究所主宰。

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