エクスマ思考 百貨店という“発明” ──人の中に眠る「欲望」に気づかせる場所
世界最初の百貨店「ボン・マルシェ」1852年、フランス・パリ。アリステッド・ブシコーという青年が、世界で初めての百貨店『ル・ボン・マルシェ(Le Bon Marché)』を開きました。百貨店の本質は「ライフスタイルの提案」単に商品を売ることではなく、生き方を提案することでした。それまで市民が想像もしなかった暮らし方、まだ言葉になっていない欲望を商品を通して形にした。百貨店とは、そういう“欲望を発見する場所”だったのです。