イオンモールさんのSNS活用セミナー
今年、イオンモールの専門店の店長さんやスタッフを対象に、「SNS活用」のセミナーをやっています。
九州地区限定です。
「SNS活用セミナー ソーシャルメディアは集客に役立つ」
というタイトルで、九州地区12ヶ所でやります。
大型SCの専門店さんも、SNSの活用が重要だと考えている。
そういうことです。
実際にFacebookやTwitter、Instagramを、専門店のスタッフさんが活用して、集客や販売に成功している例もたくさん出ています。
このセミナーに3~4年くらい前から参加してくれている、イオンモール福津店のアメリカンカジュアルショップ『Beans』のスタッフ、正木綾華さん。
店長でもなく経営者でもなく、普通のスタッフです。
彼女は長身(170㎝)で美人さんです。
モデルのような感じ。
おまけに自分の店の商品が大好き。
だったら、それを自分で着てInstagramにあげればいい。
それをそのままやりました。
そうすると、Instagram経由で商品が売れるようになった。
一着4万円のスタジャンなども売れた。
そして、正木さんのファンも徐々に増えていきました。
そのうち千葉県からいつもインスタを見てくれている人がやってきて買ってくれるようになったり、つながっている人だけのシークレットフェアをやって売上をあげたり、SNSの活用して業績を上げています。
いいお客さまはつながっている人
シークレットフェアというのは、つながっている顧客さんだけに告知する、お得感があり、楽しい、秘密のフェア。(大感謝祭みたいなもの)
紙のDM33枚。
LINEやFacebook、InstagramなどのSNSでつながっている人にメッセージ。
トータルで60人くらいに告知しました。
そのフェアの結果、 60名中18名お買い上げ トータル443,680円。
10日間の売上の26.5%が 10日間の客数の6.5%(つながっている人)で成り立ったわけです。
「つながりの経済」のお手本のような事例です。
彼女が日頃からInstagramやFacebook、ブログでつながっている人が買いに来てくれる。
ただのセールをやるよりも、いつもSNSでつながっている人に「シークレットフェア」というネーミングでお知らせするほうが、消費金額も高くなり、関係性も深くなり、よりファンや支援者になってくれるのです。
見ず知らずの人からは買わない時代
実際、店を構えて商品を並べておけば売れるという時代は、とうに過ぎ去りました。
店というのが唯一の存在だった時代はそれでよかった。
でも、アマゾンや楽天みたいなインターネット通販が出てきて、さらにFacebookやTwitterなどのSNSが普及することで、商売の環境が劇的に変わったわけです。
もう店だけが唯一の存在ではないということ。
人々にとって、消費するための多くのチャンネルが登場しているということです。
だから買ってもらう前から、たくさんの人とSNSでつながっていることが必要なのです。
つながりの中で消費が起き、見ず知らずの店や見ず知らずの人からは、ますます買わなくなる時代になっていくんだろうなって思う。
藤村 正宏
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