
アドベンチャー・ツーリズムは“場所”が主役じゃない──「関係性思考」なんだ
がきれい、湖がきれい。──それだけじゃ、人の心は動かない。アドベンチャー・ツーリズムのマーケティングにおいて、いちばん大切なのは「どんな場所か」じゃない。「誰と、どんな時間を過ごすか」を提案できるかどうかだ。アドベンチャー・ツーリズム──自然体験のマーケティングに必要な「関係性思考」について、ちょっと思ったことを書いてみた。なぜ「施設紹介」だけでは心が動かないのか?リゾートのパンフレットには、「絶景」も「高級施設」も、たいていきれいに載っている。でも、現代のお客さんは、それだけでは心を動かさない。なぜなら──絶景も、施設も、いくらでも代替できる時代だから。スマホで検索すれば、似たような湖も、温泉も、宿泊施設も、すぐに見つかる。だから、伝えるべきことは、「この場所で、誰と、どんな時間を過ごすのか?」というストーリー設計なんです。