7割経済の時代に生き残るため、最低でもおさえておきたい3つのポイント

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街に人々が戻ってきた

東京も休業要請が解除されました。

先日、府中の法務局に行く用があり、帰りにどうしても欲しい画材があったので、調布のパルコに入っている画材屋さんに行った。
専門店でしか売っていない特殊な画材なので、緊急事態宣言が解除されたら開店しているだろうと期待して行ったみたら、営業していました。
ずっと休業していたから、ほっとした。

その時に、パルコに入っているユニクロの前を通ったら、ネットが張り巡らされていたんです。
「え?閉店か?」と、一瞬思ったんだけど、入り口を一箇所にして入店制限をしていたんです。
大変なエネルギーを使うんだなって、ちょっと気の毒になった。

ユニクロはネットを張り巡らせていた


「密」を避ける避けるために、レストランフロアの店なんかも、席の配置がものすごく広くなっていたり、対面で座らないようになっています。
みんなニューノーマルに対応している。

それでも人は結構多くいたので、経済は徐々に復活するだろうって期待しました。
いい兆しではある。
気をつけながら、みんな経済活動を再開している。
がんばってほしいと思う。

調布パルコ

しかしながら、日本の大手シンクタンクが出した予想では、今年の1月の消費水準に戻るのは、来年3月以降と言う予測がされています。

東京はかなり普通の生活に戻ってきていますけど、飲食店、アパレルショップ、観光業、宿泊業などは大変な時期です。

「7割経済」と言われています。
ワクチンと治療薬ができるまでは、以前の水準の7割くらいしか戻らないってことです。
でも7割も戻れば良い方で、業種によっては半分にもいかないところがたくさん出てくるでしょう。

7割経済の時代に生き残るための3つのポイント

こんな時代を乗り越え、生き残っていくために、3つのポイントがあると感じています。
もちろん、これからどうなるかは分かりませんが、今のところ思っていることです。
その3つのポイント。

1:適応力があること
2:ファンがたくさんいること
3:SNS、ブログ、ユーチューブ、ECを駆使すること

1:適応力があるということは

ビジネスモデルやマーケティングのデザインを、環境に合わせて、フットワーク軽く変化できるということ。

飲食店で考えてみると、今までやっていなかったテイクアウトをやったり、オンラインで通販したり、デリバリーをやったり、みんな色々とチャレンジしていました。
それもある意味、適応しようとしていたわけです。
他に、シェフの力を利用して、家庭でできるレストランのレシピを無料で公開するとか、シェフが家庭に行って料理を作ってくれるとかの出張サービスをやっているところもあった。

アパレル業界でいうと、リアルの店が7割しか売上が上がらないとすると、残りの3割をECに力を入れるのも一つの手段です。
あるいはネット上のお客さんのアバター(ネットの中の別の人格のこと)用の服を販売するサイトを作るとか。
これは、伊勢丹が実験的にやっていました。
とても面白い試みだと思う。

環境に合わせ、柔らかく、早く、適応していく力です。

あと、これも重要な考え方なのですが、経済が7割になったとしたら、店や会社をその環境に合わせていくという選択肢。
7割の環境で、回っていくような仕組みを考えるってこと。
7割の売り上げになることがわかっているのだったら、7割の売り上げで利益が出るように会社の仕組みや店の考え方を変更していく。
この際、全てのことを7割に縮小するってことも考えてみるのも、アリだと思う。
環境がそうなのにも関わらず、今まで通りのビジネスをやっていこうとすると、逆に苦しくなるから。

2:ファンがたくさんいるところは強い

以前から「つながりの経済」になると言っています。
今回のこの新型コロナ禍で経済が止まった時に、それを確信しました。

つながりの経済というのは、人はものを買う時につながっているところで買うということ。
違う言葉で言うと「関係性」です。
会社や商品を選んでもらう理由、それは「関係性」です。
人間は同じものを買うのなら、関係性の深いほうで買います。
同じものを買うのなら、より関係性がある人から買うのです。

たとえば今回、飲食店が営業ができなくなって、みんなテイクアウトとかデリバリーを始めました。
でも、どこもかしこもやりますから、同質化してしまいます。
消費者はどこを選んでもいいわけです。
だから思ったように売上が上がらなかったり、利益が出なかったりしている。
でも、ボクの塾生さんがやっている飲食店は、とても売れました。
それはどうしてか?
日頃からたくさんの人とつながって、ファンがたくさんいたから。
応援してくれるファンがいるってことです。

3:SNS、ブログ、YouTube、ECなどを駆使しよう

ある塾生さんから報告がありました。
東京じゃなく地方都市で、数店舗展開している飲食店です。
面白い結果が出た。
他の店舗は概ね50%だったのに1店舗だけ、5月の実績が昨年対比で98%になった。
何が違うか。
それはコロナ以前から、店長(エクスマ塾生)がスタッフを巻き込んでInstagramでお客さまと交流していたこと。
休業要請中も、Instagramで告知して、高価格のテイクアウト料理が売れ続けた。
でもね、他の店舗は全くSNSをやっていなかった。

ボクの塾生が店長をやっている店は、積極的に楽しみながら、テイクアウトを実施しました。
そうすると、今まで店に来ていなかったお客様にもリーチできるようになった。
テイクアウトを利用してくれていたお客様が、休業要請明けに店に食べに来てくれているのです。
若い人や新規のお客様が増えたのと、ホームページのアクセス数がコロナ前に比べると、飛躍的に増えていて、インスタのフォロワーが毎日増え続けている。
ポストコロナ時代、やっぱり関係性を創出している企業や店が生き残るのです。
SNSはこれからますます企業にとって、重要なメディアになっていきます。
優先順位を上げて取り組んでいきましょう。

以上の3つのポイントを意識して、店や会社を変革してく時期なのです。
当分、昔の経済には戻らないという覚悟を持って、今できることをやりましょう。

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藤村 正宏
北海道釧路生まれ。明治大学卒。著書「モノを売るな!体験を売れ!」で提唱したエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)の創始者。経営者、ビジネスリーダー向けに「エクスマ塾」を実施、塾生はすでに1000名を超えている。著書は、海外にも翻訳され30冊以上出版。座右の銘「遊ばざるもの、働くべからず」
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