感性を磨く3つのステップ 感性は誰でも磨くことができる

「感性」について考えてみた

これからの時代、ビジネスに「感性」は必要なことだと思う。
知識や情報、技術、そういうことでは差異がなくなってくる。
そうなったとき、「ちがい」を出すのは「感性」だから。
だからこそ、感性を大切にすること。

感性っていうのは・・・たとえば「感じ取る力」。

人と接していると、「思いやりのある人だな」と感心したり、反対に「どうしてあんな言い方しかできないんだろ。配慮に欠けているんじゃない。
そういうことありますよね。

人との思いが感じ取れる人は、誰ともうまくやっていけます。
人の思いをはじめとして、さまざまことを感じ取り、読み取る力があるでしょうか?
そうした力を養えるように、日々暮らしていくことが大切だと思うんです。
それが「感性」。

ビジネスも同様です。

お客さまの心理を感じ取る。
人々の心を感じ取る。
時代の流れを感じ取る。

あらゆる場面で、そういう「感性」が大事になってくる。

そして感性はそれぞれちがう。
それが独自の価値になっていくのです。

でもね、

「感性なんてそんなこと言っている歳じゃないから」
「オレは美的センスがないから」
「感性なんていまさら」

そういう人もいます。
でも大丈夫です。
感性というのは、何歳からでも、どこでも、誰でも磨くことができるのです。
だって感性というのは、いかに物事を深く考え、深く見ることができるか、ということだから。

デジタルが発達したことで「情報」は誰でもカンタンに手にいれることができるようになりました。
でも情報はいつでもどこでも手に入るっていう状況は、人々が「深く考える」ということを少なくしている。
情報はインターネット上にあって、いつでも取り出せるという安心感から、あまり深く考えなくなったと思う。
現代は深く思考すること、深く見ることが、他とはちがう価値を生み出すのです。

それが「感性」だから。

感性を磨く3つのステップ

これからの時代生き抜くために、感性を磨くことが大事です。。
感性を磨くためには、3つのステップを意識すること。

1.情報をたくさん収集する → 勉強する
2.収集した情報を編集する → 考える・組み合わせる
3.編集した情報を発信する → 発信する

これを意図的に繰り返していると、発信力が高まってきます。
感性を磨いていくために、この1、2、3を意図的にやっていくことが大事です。

1:情報をたくさん収集する

これは当たり前のことです。

自分に、あるいは自分の仕事に必要な情報は、たくさん収集することが大事です。
今、情報はカンタンに収集できるようになりました。
ネットを利用すれば、ある意味かなりの情報が手に入るようになりました。
インターネットの百科事典、Wikipedia。
大企業では、あれをあのまま使ったら怒られるそうです。
なぜかというと、何の権威もない、みんながただ書き込んでいる情報にすぎないから。

裏を取らないといけないんですよね。
大きな会社はそうです。

世界で一番有名な世界最高の百科事典『ブリタニカ』ってありますよね。
世界的な権威の科学者が書く百科事典にも、やはり間違いはあります。
その間違いのパーセンテージと、Wikipediaの間違いのパーセンテージは、同じなんだそうです。
約4%くらいだそうです。

ブリタニカ百科事典と同じくらいの間違いの率ですから、結構正確だったりするわけですね。
情報は今、本当に簡単に手に入れることができるようになりました。

情報収集には、「目的意識」がとっても大切です。

世界淡水魚園水族館アクアトト・ぎふ

世界淡水魚園水族館アクアトト・ぎふ

ボクは、水族館の仕事を10年間ぐらいずっとやっていました。
『アクア・トトぎふ』という水族館です。
プロデュースしました。
企画や展示の設計、業者選定……などなどをやっていた。
その仕事をしている時には、常に水族館のことを考えているわけです。
だから、雑誌を眺めているときでも、ページのどこかに小さく「水族館」という文字が載っていたら、それがちゃんと目に入るんです。
不思議なものです。

水族館に関する記事でなくても、どこかに「水族館」と書いてあるだけで、パッと目に入るんです、小さい文字でも。

なぜかというと、脳が目的をもってちゃんと探しているからです。
ですから、自分の関心のあるものについては、情報が向こうから飛び込んでくるような感じになります。

これが脳の作用。

だから情報収集に必要なのは、「目的」を持つことが大事だということ。
目的を持っていると、情報のほうが、あなたのところにやってくるのです。

2.収集した情報を編集する

次のステップは、収集した情報を自分のフィルターで編集できるかどうか。
これがとっても重要。
それには昨日も書いたように、ビジネス以外のデータベースの質と量が大切になってきます。

氷山の一角という言葉がありますが、氷山は水面に見えているのはほんの少し、水中には膨大な塊がある。
この水中の部分の量と質が大事なんです。
この部分がビジネス以外のデータベースということです。

電子書籍でも紙の本でも
小説とかを読むと編集力UPに役立ちます
だから、ビジネス以外のことを積極的にやることはすごく大切だと思う。
好きなこと、趣味をやることです。
スポーツが好きな人は、そのスポーツをやることです。
どんどんやっていくことによって、感性に必要な編集能力は高まっていく。

今の時代、誰でも皆情報を収集することはできる。
だから何が価値になるかというと、この編集能力です。
オリジナルの編集能力、皆さんのフィルターをいかに通していくか。
それがすごく重要になってきます。

これからの世の中に、オリジナルなものなど生まれません。
ものすごく画期的な発明など、天才にはできるかもしれないけれど、ボクらは皆普通の人です。
大したことのない人なんです、ボクらは。
画期的な発明などはできません。
でも、大したことない人がすごいことをやるんです。

超天才ではないですから、オリジナルなものなどなかなか作れません。
だからこそ、集めてきたいろいろなものを編集する能力が大切です。
編集というのは、誰でもできる。

あなたのフィルターを通して編集することです。
そして、価値を伝えること。
編集したものは独自の価値になって、伝わりやすくなります。

3.編集した情報を発信する

なるべくわかりやすく表現することが大切です。
発信の機会は……

・出版、講演、プレゼン、演説、企画書など
・ソーシャルメディア、ブログ、ウェブサイト、メルマガなど
・人に話す(飲み屋での雑談、奧さんと子ども、恋人や友人との会話など)

こういうふうに、ともかくアウトプットすることです。
自分の中で編集したものをそのままにしておくだけではもったいないです。
アウトプット、外に出してみるといい。
アウトプットすればするほど、さまざまな成果が表れるのです。

ソーシャルメディアの誕生で、ボクたち個人でもカンタンに発信するツールが持てる時代です。
ブログやTwitter、Facebook、YouTube、InstagramなどのSNSは無料でできます。
メールアドレスさえあれば、数分で設定できます。

そして、もっと簡単なのは、飲み屋での雑談。
「俺さ、こう思うんだけど、おまえ、どう思う?」

いろいろな形で発信することはすごく大切です。
そうすると新しい視点がやってきます。
わかってくることも増えてきます。

ぜひ、発信することで、人に解説することで、それが深まったり、さらに発見があったり、その論の弱点が見つかったり。
発信することによって、あなたの新しい世界が広がっていきます。

出版とか講演や企画書というのは、ある程度準備しなければならない。
書かなければいけないし、練習しなければいけないし、いろいろな準備が必要ですけれど、ブログはすぐにできます。
SNSもすぐにできます。

現代は、すぐにできることがたくさんありますから、ともかくアウトプットしてみましょう。

以上3つのステップを意識して行動するだけで、あなたの「感性」は磨かれていきます。
そして、今の時代、ビジネスに「感性」は必須なのです。
いつまでも不毛などんぐりの背比べをするのはやめましょう。

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藤村 正宏
北海道釧路生まれ。明治大学卒。著書「モノを売るな!体験を売れ!」で提唱したエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)の創始者。経営者、ビジネスリーダー向けに「エクスマ塾」を実施、塾生はすでに1000名を超えている。著書は、海外にも翻訳され30冊以上出版。座右の銘「遊ばざるもの、働くべからず」

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