境界が溶けて曖昧になっていく|つながりの経済の特徴

有料音楽ストリーミングサービスをすべて解約

スマホで契約していた、有料の音楽ストリーミングサービスを解約しました。
「スマホでUSEN」(月額500円)
「アップルミュージック」(月額980円)
どうしてかというと、あまり聴かないし、新しい曲などは、AppleやAmazonで有料で買いますから。
そしてなんといっても、Amazonのプライム会員ならAmazonプライムMUSICも最近始めた「Amazonプライムラジオ」も無料だからです。

Amazonプライムラジオっていうのは、さまざまなジャンルの音楽をAmazonが選んで無料で配信している。
たくさんのチャンネルがあります。

Amazonラジオ002

クラシック、ジャズ、ボサノバ、ポップス、J-POP、R&B、カントリーなどなど。
さらにそれらが細分化されている。
ヘヴィメタル、シンフォニックメタル、ブルータルメタル、スラッシュメタルとか。
交響曲、室内楽、バロックとか。
スタンダードジャズ、日本のジャズ、スイングジャズ、スムースジャズ、ジャズボーカルとか。
まさにDJがいないラジオです。
有線放送ってありますよね。
ジャンルごとに音楽をかけてくれるサービス。
有線放送を進化させたストリーミングサービスです。

人口知能がカスタマイズする

進化というのはどういうことかというと、あるチャンネルを聴いていたとします。
たとえば、クラシックのバロックチャンネルにしましょう。
バッハの「2つのバイオリンのための協奏曲」の第一楽章が流れてきたとします。
あなたはその曲が気に入った。
どの曲にも「いいね!」と「気に入らない」のボタンがついていて、いいと思ったら、そこをタップします。
そうすると、Amazonの人工知能がそれを記憶して、あなたの好みを学習します。
いいね!をした似たような曲が選曲されて、あなたのスマホに、バッハの「バイオリン協奏曲」や「ピアノ協奏曲」などが流れてくる。
さらにピアニストがグレン・グールドの楽曲に「いいね!」をしていたら、グールドの演奏するバロック以外の、ベートーベンやモーツアルトの曲も流れてくる。
まさにあなたにカスタマイズされたチャンネルになっていくのです。

もちろん、流れている曲も、フルヴァージョンのアルバムも、無料でダウンロードすることもできるわけです。

とってもいいサービスが無料なのです。

著作権の定義が曖昧になりつつある

このサービスはAmazonのプライム会員限定です。
年間3,900円を支払っている。

でもね支払うと、自由に使っていいのだろうか、って思った。
たとえば、雑貨屋さんとか喫茶店とかが、Amazonラジオのアプリを店内のBGMにしていたらそれは違法なのかどうか。
個人で楽しんでいると言えば、それで大丈夫なのかもしれません。
一応安価ですが、Amazonにお金を支払っているのですから。

店で使っている有線放送は月額けっこう支払っています。
そうしたら、解約したほうが、いいですよね。

どんどん音楽の著作権の定義が曖昧になっている。

これは音楽だけでなく、映像コンテンツもそうです。
Amazonプライムは映像コンテンツも無料提供されているものがあります。
すべてではありませんが、たくさんの映画やドラマ、アニメ、ドキュメンタリーなどの映像作品が無料になっている。
007シリーズは新作以外、すべてが無料です。
あの傑作と言われている「スカイフォール」だって無料。

今後、「WOWOW」や「J・C0M」「スターチャンネル」などの映画やドラマを有料で配信しているサービスも契約の内容や、コンテンツそのものを改革していかなかれば、すべて無料のAmazonプライムにお客さまを奪われてしまうかもしれません。
「WOWOW」や「スターチャンネル」、「スマホでUSEN」や「アップルミュージック」を解約している人は、けっこう多いはず。
ボクのように。

無料サービスと有料サービスの境界がなくなり曖昧になっていく。
現代の「つながりの経済」では、すべての物事の境界が曖昧になってくるのだと思う。
境界が、ゆるく溶けていく感じです。

「境界が曖昧」というのは「つながりの経済」の大きな特徴のひとつなのです。

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藤村 正宏
北海道釧路生まれ。明治大学卒。著書「モノを売るな!体験を売れ!」で提唱したエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)の創始者。経営者、ビジネスリーダー向けに「エクスマ塾」を実施、塾生はすでに1000名を超えている。著書は、海外にも翻訳され30冊以上出版。座右の銘「遊ばざるもの、働くべからず」
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