販促なんて、必要ない これが理想

販促しなくても繁盛

前のブログで、こんなことを書きました。
【あなたの商品が売れないのは「買ってください」って言っていないから】
でもね・・・ときどき思うことがあります。
もしかすると、販売促進なんてしなくてもいいのかもしれないな、って。

たとえば、店で考えみましょう。

まわりに店なんかほとんどなくて、駅からも不便な住宅地の中で30年近くもの間、繁盛しつづけている、広いダイニングレストラン。
『高井戸倶楽部』

電車の駅から徒歩で50分もかかる店に、週末になるとたくさんのお客さまがやってきて、質のいいバッグを求める。
『土屋鞄製造所』

東京の都心から数十キロも離れていて、絶対にクルマでしかいけない場所にあるのに、高速道路を飛ばしてコーヒーを飲みに行く。
『パペルブルグ』

こういうお店は、販促なんてしていないし、マスコミにもほとんどとりあげられません。
知っている人しか行かない。

でも、とても長い間繁盛しつづけています。
もうマーケティングなんて意味のない状況になっている。
信者のようなお客さまがたくさんいる会社やお店。
こうなると、もう広告や販促なんて、なんでもいいわけですよ。
(土屋鞄は、販促とかもとっても上手ですから、販促を一切やっていないってことはないんですけど)

おなじみさんの存在が不可欠なんです

たくさんのビジネスモデルがあり。
たくさんの利益を生み出すしくみがあり。
たくさんのやりかたがあります。

でも、どんなビジネスでも共通していること
それは

「おなじみさんを、死ぬほど大切にしよう」

ってことです。

売上があがらない
売れない
利益が出ない

だから「新規顧客」に目を向ける。
それはある意味「怠慢」なんです。

ビジネスの成功は「新規顧客」より「既存顧客」を大切にすることだからです。
「既存顧客」を大切にできない会社が、「新規顧客」に目を向けてもあまり意味がないのです。
新しいお客さまを獲得するよりも、既存顧客にもう一度利用してもらうほうが、コストやエネルギーを使わずにすむのです。
コストの差は6分の1とか12分の1とも言われています。

「既存顧客」を大切にしましょう。
なじみのお客さまがたくさんいる会社やお店が繁盛するんです。

「おなじみさん」です。
おなじみさんの定義とは

ずばり!

「3回以上のお客さま」です。

花柳界では新規の顧客を「一見さん」といいますよね。
2回目のお客さまは「裏を返す」。
そして3回目のお客さまが
「おなじみさん」

実は、この3回目以上のお客さまを「顧客」っていうんです。
お店や会社の繁栄はこの「顧客」で決まるんです。
もしあなたの会社が顧客が少ないのなら、今日から少しずつ意識して創っていくことです。

どれだけ多くのおなじみさんを作り、どれだけの人を仕合わせにしたか?
それが会社や商品、お店の成功のものさしなのです。

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藤村 正宏
北海道釧路生まれ。明治大学卒。著書「モノを売るな!体験を売れ!」で提唱したエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)の創始者。経営者、ビジネスリーダー向けに「エクスマ塾」を実施、塾生はすでに1000名を超えている。著書は、海外にも翻訳され30冊以上出版。座右の銘「遊ばざるもの、働くべからず」

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