マーケティング

SNSマーケティング

売りたいなら、売らない 集めたいなら、つながる|エクスマ流・本当に大切なこと

フォロワーの数を増やすより、 今いるフォロワーを、もっと好きになってもらうほうが、 きっと、ずっと強い。 SNSも、ビジネスも、ほんとうは同じだと思う。最近、SNSの空気が、またひとつ変わってきた気がします。 InstagramもX(旧Twitter)も、今は「フォロワーの数」より、「フォロワーとのつながり」を見てる。 つまり、バズった回数よりも、ふだんの会話が、じつは大事になってきた。 これって、よくよく考えると、ビジネスの話とそっくりだなと思うんです。 たとえば、お店の売上が落ちたとき。 たいていの経営者さんは「新しいお客さんを増やさなきゃ!」って思う。 もちろん、それも大事なことなんだけど── 本当に大事なのは、 「すでに来てくれたお客さん」を、死ぬほど大切にすることだと思うんです。 エクスマ(エクスペリエンス・マーケティング)でも、もう耳にタコができるくらい言ってます。 それでも、何度でも、伝えたい。 たぶん、人は、一度聞いただけじゃ、 ほんとうに大事なことは、聞き流してしまうから。
エクスマ思考

森と湖が教えてくれるマーケティング──お客さまの心に「物語」を残そう

森は、なにも言わない。 湖は、なにも語らない。 でも、その静けさの中で、 人は本当に大切なことを思い出す。 共創の時代、体験の時代に── あなたの仕事が、もっと心に届くものになるように。 自然が教えてくれるマーケティングの本質 それは── マーケティングは 「つながり」を生み出すためにあるということ。 売るためでも、広めるためでもない。 人と人、 人と自然、 人と未来を、 やさしく、静かに、つなげるために存在するのだと。 森と湖のリゾートは、 ただのビジネスフィールドじゃない。 未来の物語を育てる場所なんだ。
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アドベンチャー・ツーリズムは“場所”が主役じゃない──「関係性思考」なんだ

がきれい、湖がきれい。 ──それだけじゃ、人の心は動かない。 アドベンチャー・ツーリズムのマーケティングにおいて、 いちばん大切なのは「どんな場所か」じゃない。 「誰と、どんな時間を過ごすか」を提案できるかどうかだ。 アドベンチャー・ツーリズム──自然体験のマーケティングに必要な「関係性思考」について、ちょっと思ったことを書いてみた。 なぜ「施設紹介」だけでは心が動かないのか? リゾートのパンフレットには、「絶景」も「高級施設」も、たいていきれいに載っている。でも、現代のお客さんは、それだけでは心を動かさない。 なぜなら── 絶景も、施設も、いくらでも代替できる時代だから。 スマホで検索すれば、似たような湖も、温泉も、宿泊施設も、すぐに見つかる。 だから、伝えるべきことは、 「この場所で、誰と、どんな時間を過ごすのか?」 というストーリー設計なんです。
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商品を売るな、ストーリーを共に編め──自然体験型マーケティング

森を歩き、湖を漕ぎ、火を囲んだ夜。 ──人は、そのとき何を語り、何を記憶するだろう? リゾート営業や自然体験マーケティングの世界では、 いま「商品を売る」ことよりも、 「ストーリーを共に編む」ことが求められています。 この記事では、 ファミリー向け・カップル向け・企業研修向け、 それぞれの“体験ストーリー設計”の実践例を紹介します。 「体験商品」を売る時代は終わった。 カヌーツアー、SUP体験、星空観察──。 メニューを並べて、「どれにしますか?」と聞く。 そんな売り方は、もう古い。 お客さんが求めているのは、体験そのものじゃない。 「誰と、どんな物語をつくれるか」 そこに、心が動く。 営業は、ただ商品を紹介するのではなく、 いっしょに物語を編む案内人になる時代です。
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アドベンチャー・ツーリズム なぜ「森と湖」は、人の心を動かすのか?──五感に響く体験設計

森を歩くと、木々の香りがする。 湖のほとりに立つと、空気が変わる。 静かな夜、耳を澄ませると、自分の鼓動が聞こえる。 ──自然は、すべての「感覚」に働きかける。 だからこそ、森と湖のリゾートは、ただの「観光地」じゃない。 心を動かし、人生を変える“舞台”になる。 自然がもたらす五感刺激をベースにした体験設計のヒントを、リゾート営業・アウトドア体験マーケティングの視点から紹介します。 「五感」を動かすことが、心を動かす。 現代人は、思った以上に“五感”を使っていません。 スマホの画面を見続け、 エアコンのきいた部屋で、 無機質な音楽を聞き流す。 都市生活は、視覚情報に偏りすぎて、 嗅覚も、触覚も、聴覚も、鈍らせてしまうんです。 だからこそ、森や湖に行ったとき、人ははっきりと「生きている」と感じる。 営業やマーケティングで自然体験を提案するとき、 単なる「アクティビティの数」じゃなくて、 「五感をどう震わせるか」を意識することが、圧倒的に大事です。
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アドベンチャー・ツーリズム 森と湖で「人生の思い出」をつくる──自然体験を“売る”時代の終わり

「アドベンチャー・ツーリズム」が注目されている リゾートは、もう「プランを売る」だけじゃ足りない。 お客さんと一緒に、「人生の物語」をつくる時代が来ている。 最近、観光業では「アドベンチャー・ツーリズム」が注目されています。 簡単にいうと、ただの観光旅行ではなく、「自然や文化と深く関わりながら、ちょっとした冒険やチャレンジを楽しむ旅」のことです。 アドベンチャー・ツーリズムには3つの基本要素があります。 自然体験(Nature)  森、湖、山、海など、自然の中で活動する。 身体的アクティビティ(Physical Activity)  ハイキング、カヌー、乗馬、サイクリング、スキー、ダイビングなど、体を動かす。 文化体験(Cultural Immersion)  地域の伝統、食文化、歴史、暮らしに触れる。たとえば、アイヌ文化体験や里山での農業体験もこれにあたります。 僕のクライアント、北海道の鶴雅グループでも、アドベンチャー・ツーリズムに力を入れています。 この3つの基本要素の中で、1の自然体験と、2の身体的アクティビティの要素を入れて、自然体験を「売る」のではなく、「共創」するという、エクスマ的な視点で、勝手にマーケティングプランを作ってみました。
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「神の見えざる手」が見えなくなった日

「もっと早く、もっとたくさん」が止まらない。 いま、資本主義っていう仕組みが、ガタガタしてる。 どうしてかっていうと── 「短期で儲けること」だけが、評価されるようになったからです。 たとえば、銀行。 お金を貸すとき、返してもらえるかどうかで判断する。 それはもちろん当然なんだけど、 「今すぐ儲かりそうな会社」にしか貸さない。 投資家もそう。 株を買って、値上がりしたらすぐ売って利益を得たい。 だから、派手な成長を見せる会社が好まれる。 つまり、企業もどんどん「短距離走型」になっていくんです。 長くてゆるやかな未来より、今すぐの数字。 ──50年後、世界の食糧危機を救うかもしれない技術? 残念ながら、いま儲からないから投資はナシ。 その結果、どうなったか。 ・環境を破壊してでも、早く稼げる工場を建てる。 ・労働者を安くこき使って、数字をつくる。 ・モノが売れるように、大げさな広告を流しまくる。 ・「必要ないかも」と思わせないくらいの熱量で、欲望を煽る。 「売れたら勝ち」みたいな空気が、あちこちに広がって、 しまいには、粉飾決算とか、安かろう悪かろうの商品とかまで平気で出てくる。
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商いは、恋に似ている 好きになってもらう投稿をしよう

販路って、広げれば広げるほどいいと思われがちだけど、 広げたぶんだけ、メッセージがぼやけることもある。 たとえば、誰でも入れるようにとドアを全部開けていたら、 中の空気が逃げちゃって、なんだか落ち着かない場所になることもある。 「あなたのためだけに、このドアを開けてます」 そんなふうに、しっかりドアを選んでくれるお店や会社に、 人は安心するし、惚れ込むんじゃないかなって思います。
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「見られてない」は当たり前|関心に寄り添う発信だけが届いていく

最近、つくづく思うんですけどね。 人は、「あなたが言いたいこと」なんて、あんまり聞きたくないんです。 「自分が知りたいことだけ知りたい」。 それが、ふつうの人間です。たぶん、僕も、あなたも。 たとえば。 お腹がペコペコのときに「最近の火星探査について話したいんだけど…」って言われても、ぜんぜん頭に入ってこないでしょ? 今、知りたいのは近くにおいしい蕎麦屋があるかどうか。それだけ。
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「誰の言葉を信じて買う?」購買行動データが示す意外な事実

「これ、いいよ」 って、好きな人に言われたら、たいてい人は試してみたくなるものです。 SNSを日々見ていて、あらためて思います。 やっぱりね、ものを選ぶときにいちばん影響力があるのは、「つながり」なんですよ。 買い物って、「誰かのおすすめ」が背中を押してくれることが多い。 最近あなたが買ったもの、選んだお店、思い出してみてください。 それって、 「家族がよかったって言ってたから」とか、 「仲良しの友達がSNSで紹介してたから」とか、 そんな理由じゃなかったですか?