AI時代に生き残るためには「教養」が必須になる

どこへ行こうとしているのかが知りたい

ボクが興味があるのは、テクノロジーの進化、歴史、文化、芸術、宗教、そういう分野です。

ボクたちはどこから来て、どこへ行こうとしているのか。
それを知りたいから、そんな分野に興味があるんだと思うのです。

テクノロジーというのは社会を大きく変えます。
2019年に出版された、落合陽一さんの「2030年の世界地図」という本に、5つの破壊テクノロジーが紹介されていた。
破壊するというのは、社会をあり方や人々の生活を大きく変える、強烈なインパクトを持ったテクノロジーです。
これから10年間くらいの間に、必ず影響が出てくる技術。
人工知能(AI)、第5世代移動通信システム(5G)、自動運転、量子コンピューター、ブロックチェーン。
この5つが世の中を劇的に変える。
たしかに研究が進んでいる技術です。
現在もう実用化して、日々研究が進化しているものもあります。

セミナーで使ったスライドです

たとえばAIは世の中を大きく変えます。
AIの台頭によって、ボクたちはかなり便利な生活ができるようになりますけど、全人類が恩恵を受けるわけではありません。
中には失業リスクが高い職業もある。

コールセンターのスタッフ。
コールセンターの完全自動化は可能です。
トラック、バス、タクシーの運転手の仕事も自動運転に代替可能です。
小売りでは店舗のレジスタッフだけでなく、レジも消えていきます。
レジを作っている会社、自動車を作っている会社、も今のままでは立ち行かなくなります。
会計事務所、税理士事務所、銀行の窓口業務、株の売買、自動車保険、自動車修理、旅行代理店、などなど仕事が大きく変わっていくでしょう。

そうすると大量に失業する人が出てくるのは、あなたの目の前にあるものが現実に手にれるのと同じくらい手に取るようにわかります。

でも、それは一時的なもので、社会的には、いずれ恩恵の方が圧倒的になるのです。
それは歴史を見たら明らかです。

イギリスの産業革命で起きたラッダイト運動

テクノロジーが大きく世の中を変えたのは18世紀にイギリスで始まった「産業革命」です。
この産業革命は大きなインパクトがありました。
テクノロジーの発展によって今まであり得なかったくらい大きな価値が生み出されました。
でも、社会の変化によって苦境に陥った人々も多かった。

産業革命にともなう機械の普及により、失業のおそれを感じた手工業者・労働者が次々と機械や工場を破壊する運動がありました。
この運動を「ラッダイト運動」といいます。
産業革命が始まってから40~50年後にやっと、一般市民の収入があがったり、豊かになったりしたそうです。

現代でも、AIによって人間の仕事が奪われるから、その開発をやめさせ、使わないようにしよう、という考え方があります。
これはかつてのラッダイト運動になぞらえ、ネオ・ラッダイトと呼ばれています。

現代のAIの活用でも、最初は破壊される産業とかがあるかもしれませんが、必ず一般の人にも恩恵がやってくるのです。
それも40年とかかからずにね。

人間にしかできない仕事ができるか

だから、AIによって人間の仕事が奪われると考えるのではなく、テクノロジーが新しい仕事をもたらすと考える方が豊かですよね。
それに日本では少子高齢化による労働力不足が深刻な社会問題です。
そういう状況では、テクノロジーは失業を生み出すものではなく、むしろ労働力不足を補うものとして歓迎するべきものだと思うのです。

そして、絶対にテクノロジーの進化は止まらないのですから、人工知能に負けない人間になるしかないのです。

それは人間にしかできない能力を磨くことです。
歴史、文化、芸術、宗教、心理学、哲学、などなど、教養を高めることです。
エクスマでは昔からの定番「リベラルアーツ」を養うことです。

とりあえず、仕事とは関係ないように見える、興味のある本を読んでみましょう。
そこからスタートです。

リベラルアーツのことを書いた最近のブログです。
まだ読んでいない人は読んでみてくださいね。

「一見役に立たない学問が本当に新しいものを創ってきた」

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藤村 正宏
北海道釧路生まれ。明治大学卒。著書「モノを売るな!体験を売れ!」で提唱したエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)の創始者。経営者、ビジネスリーダー向けに「エクスマ塾」を実施、塾生はすでに1000名を超えている。著書は、海外にも翻訳され30冊以上出版。座右の銘「遊ばざるもの、働くべからず」
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