プロが当たり前にもっている知識こそ価値がある

YouTubeに公開しただけで、毛ガニが50杯売れた

毛ガニのさばき方をYouTubeで紹介したところ、売るつもりがなかったのに、毛ガニ50杯売れました。
寿司屋さんだったら、当たり前にみんな知っている情報を、ただ紹介しただけです。
あなたが持っている、プロだったら当たり前に知っている情報は、業界以外の人には、時にしてものすごい価値があるんのです。

政寿司YouTube001

書籍やセミナーなどでよく登場する「おたる政寿司」。
以前、このブログでも、政寿司のインターネットのマーケティングについての記事を書きました。

【人はあなたの言いたいことなんて聞きたくない。自分が関心のあることだけ知りたい】

三代目の経営者、中村圭助さんがエクスマを勉強して、どんどんエクスマを深めています。

ある日、中村さん、カウンター越しに女性のお客さまと会話をしていました。
「毛ガニって美味しいんだけど、さばくのが面倒なのよね」
お客さまがそう言ったので、
「そんなことないですよ。誰でもカンタンに包丁も使わずにさばけますよ」
と、その場で毛ガニをさばいてみせてあげました。
すると、その女性のお客さまが、「すごい!本当にカンタンなのね」と、びっくりしていた。

その時、中村さんも意外だったそうです。
寿司屋だったら誰もが知っていることだから。
こんなことでよろこんでもらえるんだ、って思った。

プロだったら当たり前に知っていることでも、一般のお客さまにとっては新鮮だった。
いろいろとお客さまと話していて、他にも気づいた。

毛ガニの旬が海の氷が溶ける、春先だということもあまり知られていない。
一般の人が知らない毛ガニのことを紹介していきました。
毛ガニのさばき方の他にも、毛ガニの選び方、濃厚な蟹味噌を使った美味しい食べ方、などなどをブログに書いていったのです。
そして、実際に毛ガニを包丁を使わずにさばいてみせる動画をYouTubeにあげたのです。

【政寿司三代目が教える!超簡単!包丁を使用しないで捌く方法】

すると、このブログと動画の評判がよかった。
すぐに反応がありました。

「毛ガニ、お願いします。4人家族なので4つでいいのかな?」
「もし、手間でなければ毛ガニの通販とかできますか? もしできななければ通販のお勧めのお店とか教えていただけるとうれしいです。動画を見ていて、どうしても食べたくなりました。忙しいところすみません」
「毛ガニ注文したいです(≧∇≦)」
「毛ガニの注文ができましたら10パイお願いできますか?」
「毛ガニの旬か4月だとは知りませんでした。私の父は毛ガニが大好きです。もしよければ旬の毛ガニを送っていただきたいと思います‼︎」

などなど、まったく売る気がなかったのにもかかわらず、わずか数日で52個売れました。
単価は4,000円〜5,000円です。
これには中村さんも驚きだった。
「ボクらが普通にやっていることは、新鮮で価値のあることなんだな」
それから、中村さんは他の魚やカニ、エビなどのさばき方を動画にしてYouTubeにアップし始めました。
おたる政寿司のYouTubeのチャンネルはそういう動画が次々と増えていきました。
評判のいいチャンネルです。

こんなの当たり前すぎて、ブログの記事にならないんじゃないかな。
動画にしても、誰も見てくれないんじゃないか。
そう思うかもしれません。
でも、あなたが普段当たり前にやっていること、考えていることは意外に価値のあることなのです。

だから、いつもやっていることを、一度、書き出したり、見直したりしてみましょう。
そして、それを業界以外の友達や知り合いに話してみて、感想を聞いてみましょう。
そこから、あなたの価値に気づくことが、たくさんあるはずです。

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藤村 正宏
1958年、北海道釧路生まれ。著書「モノを売るな!体験を売れ!」で提唱したエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)の創始者。集客施設や企業のコンサルティングを行っている。コストをあまりかけない、誰でもカンタンにできる手法で、圧倒的な成果をあげている。 執筆活動、講演活動もする。現在フリーパレット集客施設研究所主宰。

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