僕たちはいつも初心者に戻る世界に生きている

世界はいつも流れている

僕たちは常に変化している世界に住んでいます。
自然界も人間界も毎日変化しています。
一見変化していないもの、例えば石や鉄でさえ、日々変化している。
そういう意味では世の中はすべて安定しているものはなくて、いつも不安定な状態なんだってこと。

先日、僕のお客さまでもあるカメラのキタムラさんで、スマホを機種変更しました。
新しい「iPhone7」です。
その時に思った。
こういうデバイスや家電だって使っているうちに古くなったり故障したりするのは当たり前ですよね。
でも、驚くべきことにアプリやソフトウェアも使えなくなっていくってこと。
アップデートしていないものはもう使えなくなっているものがある。
決して腐ったり、劣化することがないと思われる、非物質のデジタルの世界すら不安定だってこと。

コンピューターもスマホも動きが遅くなるし、アプリも古くなる。
プログラムも最新のソフトもみんな劣化していく。

iPhone7への移行した

iPhone7への移行した

僕たちの意思に関係なく、物事は常にアップデートされている。

スマホのOSをアップグレードしたために、他のものもアップグレードしなければならなくなる。
例えば新しいiPhoneを機種変更したら、ラップトップのOSも最新のアップデートをしなけらばならない。
そうでなかったら、前のiPhoneの状態を受け継げないから。
どんどんデジタル環境は複雑になり、一つのアップグレードをすると、それに絡み合った様々なアップグレードをしなければならなくなる。

日々の小さなアップデートを放っておいて、それが溜まりに溜まった時、とんでもない破壊的なことが起きることもある。
後々、後悔するような結果を残すことになったりする。

テクノロジーの世界は永遠に続くアップデートの世界

様々なソフトウェアが自動アップデートすることもある。
例えばMicrosoftのOfficeは、自動アップデートをしょっちゅうしている。
パワーポイントやワードなどは自らをどんどん変えていっている。
僕たちはその度に、新しい使い方や新しい機能を覚える必要ある。

iPhone7に変更するのに、前のスマホのバックアップをしました。
その時パソコンのOSを「macOS Sierra」にしました。
そうしたら、今まで使っていた機能の使い方がわからなくなる、まるでわからない超初心者のような作業を繰り返さなけらばならない。
誰もが初心者の世界。
これが繰り返し起こるわけです。
永遠に初心者ってこと。
際限のないアップグレード。
そのサイクルはどんどん短くなっている。

僕たちはいつも「初心者」のまま。
いつも追いつかない。
そんな時代なんだなって思う。

でも、そういう時代なんだからしょうがいない。
謙虚に初心者らしく勉強して体験していかなければならないんだと思うのです。

そして、これは素晴らしい未来を体験するためには必要なこと。
昔の、のんびりとした世界に戻りたいって思うことがあります。
デジタル機器やSNSのない世界に。
でも、現代社会で生活していたら、ましてや仕事をしていたらもう戻れないんです。
しょうがないことなんだな。やれやれ。

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藤村 正宏
北海道釧路生まれ。明治大学卒。著書「モノを売るな!体験を売れ!」で提唱したエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)の創始者。経営者、ビジネスリーダー向けに「エクスマ塾」を実施、塾生はすでに1000名を超えている。著書は、海外にも翻訳され30冊以上出版。座右の銘「遊ばざるもの、働くべからず」

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